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さて、今回の記事は、呉服小売業の経営指標について書きます。


このブログをご覧の方、こういう世間話を聞かれたことはないですか? ^^



A 「ねぇ、呉服って、値段があってないようなものだっていうけど・・・」

B 「そうよね~」

A 「ぼったくってるのかしらね?」

B 「そうかもしれないわね~」 etc



多分、女性ならこういう世間話を

聞かれたことがあるのではないかと思います。



結論から申し上げますと、「ノー」です。 ^^


ぼったくり・暴利の定義如何なのですが、

こう思っている女性は、ただの勘違い女に過ぎない女です。 ^^;

遠慮なしに申し上げますと、サル頭の女に過ぎないのですよ。 ^^;


もう少し書いておきますと、

マスコミ・書籍等の著者の方でも、

失礼ながら、勘違いをされておられると思われる方が多いように思います。

消費者運動をされておられる先生の書かれたものでも

申し訳ないのですが、そう思うものが多いように思います。




随分前の記事に、「小企業の経営指標」のことに触れました。

この本は「日本政策金融公庫総合研究所編」となっております。


 日本政策金融公庫総合研究所



真吾オジサンは、2008年のを持っているのですが、

今回は、これに出ている呉服小売業の数字をご紹介させて頂きましょうね。 ^^



学生さんや、仕事に疎い方のために一応書いておきますと、

こういう数字を業者さんは、まずは言いたがらないものなのだ

ということを知っておいて下さいね。 ^^


何故か?


これを言うと、図々しい人が、値切ろうとするからなのです。 ^^;

で、業者さんというものは、利幅・粗利のところを、

煙に巻こうとするものなのです。


こういうものなのです。



で、そうなっているがゆえに、

先ほど書いたような勘違い女が多くいることになっているのです。 ^^;

こうなっていることを、よくよくご存知のほど。 ^^



まあ、消費者問題の弁護士さんでも、

明らかに勘違いをされておられる先生もいらっしゃるくらいなので、

そんな勘違い女が多くいても、それほど不思議ではないのですけどね。 ^^;



ついでに書いておきますが、このブログをご覧の

消費者問題関連のお仕事をされておられる先生でも、

こういう本も読んでいないと、

申し訳ないのですが、みっともないですよ。 ^^;


判例とかに通じていることも大切なことは

言うまでもないことなのですが、

平成濁世の企業の具体的な数字の方もご覧になられておられないと、

これは、一を知って二を知らないことになると思いますよ。



出過ぎたことを書きましたね。 <(_ _)>




この本には「呉服小売業」というところがあるのですが、

「50万人以上の都市」「15~50万人の都市」

「15万人未満の都市」「郡部」と4つに分けて書かれてあります。


面倒なのですが、4つとも書きましょうか・・・ ^^;



  収益性

1、総資本経常利益率      1,0   -1,3    -2,2   -2,2

2、自己資本経常利益率     1,3   -1,5    11,9    -14,4

3、売上高総利益率        48,5    51,7   48,5     45,6

4、売上高営業利益率      -0,4   -3,1    -2,2   -2.8

5、売上高経常利益率      1,6    -2,9    -0,6   -2,5

6、売上高経常利益率(償却前)  2,1    -1,0     1,2   -0,4

7、人件費対売上高比率      22,5    24,0    24,8   24,4

8、諸経費対売上高比率      23,4    27,7    22,9   20,2

9、金融費用対売上高比率     1,0     1,8     1,8     1,4

10、総資本回転率         1,3      1,2     1,0     1,0

11、商品回転期間         3,8      4,3     5,1     3,2

12、受取勘定回転期間      2,9      2,4     2,7    2,3

13、支払勘定回転期間      2,9      3,7     3,7    3,9



    安全性

23、当座比率          152,1    156,7    114,0   44,3

24、流動比率          371,0    644,5    252,4   128,0

25、借入金回転期間       8,8     10,4     10,6   11,6

26、固定長期適合率      48,5    49,5     48,2    165,5

27、自己資本比率       2,6     -17,4     -2,7   -55.1



1~9は、%で、

10は、回で、

11~13は、回です。


23・24・26・27は、%で、

25は、月です。


また、左側の数字から、「50万人以上」「15~50万人」

「15万人未満」「郡部」の数字となっております。



もっと書いてあるのですが、あとはこの本を買って読みましょうね。 ^^

下らないものを読むよりも、よほど社会勉強になるはずですからね。



3、の「売上高総利益率」のところをご覧くださいね。 ^^

50%前後の数字が並んでおりますよね。




これお尻の青い人がみれば、

「ぼったくっている!!!」と思われるかもしれませんが、

こんなことを思っている人は、

ただのサル頭に過ぎませんからね。 ^^;


ただの被害妄想ですからね。 ^^;




ついでにもう少し付けくわえて書いておきますと、

販売の最前線に立っておられる方でも、

実は「着物は値段があってないようなもの・・・」

くらいに思っている販売員さんも

本当は多いことも知っておきましょうね。 ^^;


これまた、本当に多いんですよ。 ^^;



嘘だと思われた方もいらっしゃることでしょうね。 ^^


随分前に「呉服過量販売被害救済の手引き」という本を

紹介させて頂いたのですが、この本の中に、

こう書いてあるところがあるのです。


ちなみに、この本は、消費者問題にあたっておられる先生のために

書かれたた本だと思います。


ここから引用させて頂きましょうね。 ^^


ちなみに、これはあの愛染蔵の販売員だった人です。 ^^;





(4)着物


着物は、安いものは35万円から、

高いものは20億を超える天井知らずでした。

展示会場に展示してある着物は、全て委託販売でした。

製造業者が製作した着物を展示し、

販売会社は売れた商品のみの売買代金を支払うという手法で、

従って販売会社が在庫を抱える心配は全くありませんでした。

売買代金も、問屋を通さない直売のため、

値段は安く、また着物自体が値段があってないようなもので、

利益率が非常に高い商品だったそうです。


また、非公表でしたが、韓国製のものもあったようです。





こんなもんなのです。 ^^;


まあ、あの愛染蔵だから…という面もあるでしょうけれどね。 ^^;




真吾オジサンに言わせれば、他の業種の利幅がどのくらいかを知らないので、

こういう被害妄想に取りつかれるのです。 ^^;




こういう場合は具体的に数字を書いたほうが説得力があるでしょうね。 ^^



あれこれと書いてみましょうね。



酒場・ビヤホール     68,0%

宿泊業           77,1%

ハンバーガー店      64,2%

すし店            58,2%

喫茶店            69,4%

お好み焼き屋        70,3%

新聞小売業         52,7%

古書籍小売業       57.3%

化粧品小売業       40,4%

畳小売業          49,4%

広告代理業        46,1%

屋外広告業        48,4%

複写業           64,8%

ソフトウェア業       71,5%

出版業           58,3%





もういいでしょう? ^^

この「小企業の経営指標」には、こう出ておりますよ。



被害妄想な論理が横行していることが問題です。

サル頭の人が多すぎるのです。 ^^;


それでも、呉服業界がぼったくっている、暴利を貪っていると言い張る方は、

併せて、上記した業種に対しても、

「ぼったくっている。とんでもない暴利だ!!」と言わないと話がおかしいですよね。


なぜ、ここは言わない人が多いのかな。 ^^


言えない理由がきっとあるのでしょうね。 ^^




まあ、この手の論理を振りかざしたがる輩などは、

所詮は、悪質クレーマーそのものか、

それと大同小異な連中と見做しても差支えないのです。



分かりましたか? ^^




 宝石メモ・ブログ 「呉服過量販売被害救済の手引き」について。

 宝石メモ・ブログ 値切り屋について。

 宝石メモ・ブログ 愛染蔵問題について。 その1



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