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さて、今回の記事は、取扱商品の変更について書きます。


宝石屋・呉服屋さんのオヤジさん・おふくろさん、

今日の記事のタイトル名のようなことをお考えになられたことが

あることでしょう? ^^



多分、口にするか否かは別にして、

どこもそうしたことを考えられたことはあるはずだと思いますよ。



それもそうかな?と思う反面、これは考えものだなという面あるとも思いますよ。



以前の記事でも紹介させて頂きましたが、

東京商工リサーチさんが監修をされた

「図解 倒産しそうな会社が見る見るわかる」という本に

このようなことが書かれてありましたよ。


宝石屋・呉服屋さんのオヤジさん・おふくろさんは、

ぜひ、以下のことをご覧くださいね。


今日も引用させて頂きますね。





45 取扱商品の変更があった


販売ノウハウもなく、いたずらな売れ筋商品への切り替えはマイナス効果!



● 危険な商品切り替え


主力商品が衰退商品になれば、伸びが期待できないため、

扱う商品を売れ筋商品に切り替えることがある。

だが、いかに成長期の商品や成熟期の商品であっても、

成功するとはかぎらない。

その商品に関しては、新発足した会社とまるきり変わらないからである。



●  事例・呉服から輸入雑貨へ


呉服卸を30年以上やってきたある会社が、

取扱商品を呉服から輸入雑貨に切り替えた。


呉服は完全な衰退商品である。

若い女性は昔ほど呉服を買わないし、

買っても、着るのは成人式のときだけというご時世だ。


経営を引き継いだ若社長は、思い切って呉服商買からの撤退を決断した。

彼が目をつけたのが、若者に人気のある輸入雑貨の店だった。


輸入雑貨はおしゃれな感覚が売り物だ。

そしておしゃれな食器、小物、衣類、家具などを安く売る。

バブル崩壊後、多くの商品が落ち込んでるなかで、

売り上げを伸ばしているのが輸入雑貨だ。

まさに成長期の商品だったのである。


若社長は事務所を改造して、輸入雑貨の小売店に衣がえした。

しかし、卸会社は問屋街にあるため、

若者が気楽に訪れる場所というにはほど遠い。


そのため、若者が集まる場所に新しく店を出した。

だが、期待したほど客は来なかった。

若者にとって魅力ある商品がなかったからだ。

新規出店の費用は借入金で賄っていたから、

その金利負担から赤字がみるみる膨れ上がり、

会社は倒産してしまった。



ある商品が成長期にあるとみれば、

異業種からどっと参入してくる。

類似の店が乱立する。

目の肥えた若者は品揃えの悪い店には寄りつかない。


結局、取扱品の変更が命取りになってしまったのである。

中小企業の場合、商品の変更はマイナス効果しかないことが多い。





こう書いてありました。



ちなみに、この本は1998年に初版の本ですので、

輸入雑貨が云々ということだったのだと思います。



10年一昔どころか、最近では3年一昔くらいのような気さえするので、

到底、参考にならないようにも思うのですが、

ただ、徒な取扱商品の変更という面では学ぶべき点も

あるように思いますよ。




真吾オジサンに言わせれば、急激な取扱商品の変更は

相当に危険が高いように思います。


事実上、難しい面もあるとは思うのですが、

やはりゆっくりとノウハウを蓄積されてから、

そうした変更をされないと・・・



子どもさんが、おもちゃ屋さんになりたい!、ケーキ屋さんになりたい!

と夢みたいなこと思っているような気分では、

お店は永続的には存在できるわけはないですからね。


永続的どころが、数年持たせることさえも

まずは難しいと思いますからね。



最近では、呉服屋さんは、高額のウィッグや健康器具とかも

取扱っておられるところもありますよね。


その理由も真吾オジサンには分かるつもりではいるのですが、

本当は考えものですよね。



今までのお客さんのことばかりを見ていては駄目ですよ。

どうすれば、若い方々に呉服をより親しんでいけるようになるかに、

業者さんは、もっと心を向けるべきですよ。



呉服自体には、あこがれている若い女性は多いのですよ。 ^^


ただ、その受け皿に、今までの呉服屋さんがなりえていないのです。 ^^;

ここに思いを致して頂きたいものですね。



呉服の小売業にも「カイゼン運動」が必要だと思いますよ。

もう過去の経験則が通用するわけがないことに

いい加減に思いを致したいものですよね。



今、仮にですよ、

呉服屋さんのオヤジさん・おふくろさんが20歳前後の齢だったとしたら、

貴方のお店に行きたいですか?


30歳前後だったら行きたいですか?

40歳前後だったら行きたいですか?



こういうことを考え続けているうちに、いま貴方のお店がするべきことは

何かが見えてくると思われませんか?


自社割賦をしてでも、今まで通りの販売方法を変えないようなことよりも

こうお考えになられる方が、生き残れる可能性は高いと思いますよ・・・




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