面白い人がいる企業について。

リンク・フリーです。


人・モノ・金の経営資源が云々ということを言いますよね。

どれも大切なもんに決まっておりますよね。



でも人によりましては、または企業によりましては、

人に矢鱈に比重が置かれすぎているような感じのところもありますし、

逆に人を軽視し過ぎているような感じのところもありますよね。



あまりに人に対して重きを置きすぎるようなのも、

あれはどうか？と私などは思っておりました。



野球で考えてみますと、選手に注目集まるわけですよね、まあ。

特にスター選手に集まるわけですね。


でも、スター選手にしたところで、野球場という場がないと

少々のスター選手にしたところで、

まあほとんどただの人に近いようなことにもなると思うんですよ。　＾＾；


また、所属されておられる球団が存在しないことには、

スター選手もスター選手にはなれないとも思うのです。


どこかの球団に所属しないことには、

腕のいい草野球の選手に過ぎないことになってしまいますからね。




都市部に住んでいらっしゃる方でしたら、

こういう経験はあるのではないですか？


「以前に、～（芸能人とか、有名なスポーツ選手）に偶然、

　～で見たのだけれど、本当に普通の人だったよ」


こういうご経験はあるでしょう？　＾＾



これは、たとえば吉本新喜劇の場合で考えてみますと、

ステージにいるお笑い芸人のことばかりを見ているので、

自然、そういうことになるのだと思うのです。


場の力といいますか、そういうことに対して思いが至っていないので、

そういうことになるのではないのか？と思うのです。



場が、ステージが、

お笑い芸人を大きくといいますか、輝かせているとでもいいますか、

なんと表現していいのか適切な言葉が浮かびませんが、

そういう風に見せている面も少なからずあると思うのです。



そこらへんにあるような道端で、

芸能人とかにばったりと出会ったときには、

この場の力がないので、

「普通の人」に見えてしまうと。

こうではないかと思うのです。　＾＾



私はこのように考えておりましたので、

過剰に人に対して重きを置きすぎるのもどうかな・・・？

と思っていたのです。



それに人に重きを置きすぎることって、

なんだか新興宗教の人が、

「お祈りをすればなんでもかなうのよ！！」

と熱く語っているような感じでして、

私などはこういう論理には

どうもアレルギーを感じてしまいますね。　＾＾；



でも、最近になりまして、

「やはり人の力も大きいのだなぁ～」

と思うことがありました。　



以前の記事に書きましたが、

去年の年末に日本将棋連盟の会長さんだった米長邦雄さんが亡くなられたのです。



私は、米長邦雄さんのことは現役のプレーヤーだったころから好きだったのです。



指される将棋は複雑過ぎて、棋譜を並べておりますと、

頭が疲れるような将棋をよく指されておられましたので、

棋風はあまり好みではなかったのですが、

人間性が好きだったのです。　＾＾



米長邦雄さんが上梓されましたエッセイ風といいますか、

そういった本を何冊も持っていて、

若い頃にはそれらを何度も読み返していたくらい好きだったのです。



その米長邦雄さんが会長職にいらっしゃいましたので、

私はもう１０年近くは他人と将棋を指した記憶もないのですが、

将棋の世界のことにも随分と関心があるようなことになっていたのです。



しかし、その米長邦雄さんが亡くなられますと、

途端に将棋の世界に関心が薄れていったのです。


これには我ながら驚いているほどに

関心が薄れていったのです。　＾＾；



で、

「ああ、やっぱり人なんだなぁ～　面白い人なんだなぁ～」

と最近では思うようになっております。　＾＾；



場とか、金とか、モノとかはどうでもいい、

というのではないですよ。　　＾＾；


どれも大切なのですが、

面白い人・心惹かれるような人がいる企業もいいなと思ったようなことです。



場を活かせる人・人を活かせる場・・・


こういう相乗効果があるような関係がいいですよね。　＾＾