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さて今回の記事も金融機関との付き合い方について書きます。
前回の記事に銀行のことを書いてある本に
沢山目を通しておきましょうね、ということを書きました。
これだけでは雲をつかむようなお話になりそうですので、
具体的に書いた方がいいかもしれませんね。 ^^
真吾オジサンは銀行に対して依存心の強い
中小零細企業のオヤジさん・おふくろさんの場合でしたら、
「社長! 銀行の手口と戦い方教えます」
おススメはこれかなぁ・・・?
この本は(株)日本実業出版社が発行所で、
村本観著の本です。
この著者の方は、神戸銀行にもといらっしゃった方のようです。
この本は2003年12月1日に初版発行と古いといえば古いのですが、
今もその当時でも変わってはいないことだって多いはずだと思いますよ。
人間のすることなんでね。 ^^
こう書いたところで、まだ
「では私も一応読んでみるか」
という気にはなられないかもしれませんね。
ということで、ちょっぴり引用させて頂きましょうね。 ^^
■ 格付けが上がるはずのない理由
貸付金利の引き上げをはじめ、
銀行が会社に無理難題を押し付けようとするときの方便に
企業格付けの見直しがあります。
ここにも金融検査マニュアルの影響が強く関わっています。
「金融検査マニュアルが改訂され、御社の格付けを見直したら、
金利が低すぎました」
銀行はそんな言い方をしてきます。
「格付けが低くなったのなら仕方がないか」
お人よしの社長はすぐに銀行の要求を呑んでしまいます。
労せずして、銀行の都合のいいように事が運ばれるのです。
この格付けがくせ者です。
銀行に、格付けの内容や、
自社と同じランクに位置づけられるほかの会社を聞いてみても、
何も答えてくれません。
(略)
格付けの真実を明らかにしましょう。
格付けの手法には、
「定性評価」と「定量評価」の2種類があります。
定性評価は社長の人柄や会社の技術力といった、
数字ではなかなか表しにくい要素を見るものです。
一方、定量評価は資本金や自己資本比率などの財務指数を
評価に換算するものです。
評価が簡単に数字に表せるのが、定量評価の特徴です。
定性評価と定量評価をどのくらいの割合にするかは、
貸し手である銀行の規模によって違います。
大きな銀行になるほど定性評価の割合が下がり、
逆に定量評価が大きくなっていきます。
都市銀行はどのくらい定性評価を加味してくれると思いますか?
なんと定性評価はゼロ、定量評価が100%です。
つまり、社長の人柄も会社の将来性もまったく見ないということです。
俗に「人に貸す」と言いますが、
そんなことは、都市銀行には一切起こり得ないのです。
会社の成長性には関係なく、もっぱら安全性のみに偏っているのが、
都銀の企業評価です。
その定量評価をもっと詳しく見ると、さらに驚きます。
定量評価の中で、もっともウエートが高いのが自己資本額です。
100点満点のうち30点もしめています。
これがまた非常識なのです。
30点満点を取るためには、自己資本額がなんと
1000億円もいるのです。
(略)
中小企業が最低の2点をもらうためには
5億円の自己資本額が必要です。
5億円!
これまた、たいへんな数字です。
まわりを見渡してください。
そんな中小企業がいったいどこに存在するのですか。
だから、中小企業には最初から100点満点が与えられていないわけです。
中小企業の持ち点は初めから70点なのです。
仕方ありません。
70点をもって次の評価に行きましょう。
自己資本額に続いてウエートが高いのが自己資本比率です。
10点満点の配点です。
これも相当厳しいのです。
自己資本比率が60%あると満点の10点を獲得できます。
でも中小企業の場合、よくて20%でしょう。
20%だと3点しかもらえません。
けれど3点あれば「御の字」です。
自己資本額が5億円なくて、自己資本比率が15%なければ、
それだけで定量評価の40点分を失ってしまうことになります。
つまり、最初から60点しかありません。
100点満点でなくて、60点満点で
銀行のふるいにかけられる会社が大半なのです。
なのに、銀行の担当者は素知らぬ顔で言ってきます。
「社長、がんばりましょう。業績次第では、格付けが上がりますよ」
こんなふうに言われたことはありませんか。
格付けの真相を知ればわかりますよね。
銀行の話は、まったくのデタラメです。
どんなにがんばっても格付けは上がりませんね。
格付けとは、そうなっているのです。
こんなうそっぱちの格付けで、ほとんどの中小企業は
都市銀行の10段階評価のせいぜい6ランク目にぶら下がっているのです。
1ランクが最高で、10ランクが最下位。
6ランクはなんとか新規融資してもいいかなというランクです。
7ランクに落ちると「要注意先ないしは要管理先」となります。
すると新規融資はありません。
むしろ融資回収が優先されます。
貸し剥がしですね。
(略)
こう書いてありましたが、驚かれましたか? ^^
「私って、騙されていたのか・・・?」
こうなられた中小零細企業のオヤジさん・おふくろさんも
いらっしゃるかもしれませんね。 ^^;
都銀の場合は定量評価が100%で、定性評価がほぼ0%
地銀の場合は定量評価が70%で、定性評価が30%
信金の場合は定量評価が60%で、定性評価が40%
こういうことだそうですよ。 ^^
どうです?
この本、面白そうでしょう? ^^
こういう本を読んで、銀行と喧嘩をしろ!と言っているのではないですよ。
銀行なんてこういう面もあるのだと頭の中に入れておいて、
ビジネスライクないい関係を続けて下さいね、ということを言いたいのです。^^
ここのところは勘違いしないで下さいね。 ^^
宝石メモ・ブログ カテゴリ【仕事一般】(タイトル名も分かります)
宝石メモ・ブログ 関連キーワード【か行・金融検査マニュアル】
宝石メモ・ブログ 関連キーワード
さて今回の記事も金融機関との付き合い方について書きます。
前回の記事に銀行のことを書いてある本に
沢山目を通しておきましょうね、ということを書きました。
これだけでは雲をつかむようなお話になりそうですので、
具体的に書いた方がいいかもしれませんね。 ^^
真吾オジサンは銀行に対して依存心の強い
中小零細企業のオヤジさん・おふくろさんの場合でしたら、
「社長! 銀行の手口と戦い方教えます」
おススメはこれかなぁ・・・?
この本は(株)日本実業出版社が発行所で、
村本観著の本です。
この著者の方は、神戸銀行にもといらっしゃった方のようです。
この本は2003年12月1日に初版発行と古いといえば古いのですが、
今もその当時でも変わってはいないことだって多いはずだと思いますよ。
人間のすることなんでね。 ^^
こう書いたところで、まだ
「では私も一応読んでみるか」
という気にはなられないかもしれませんね。
ということで、ちょっぴり引用させて頂きましょうね。 ^^
■ 格付けが上がるはずのない理由
貸付金利の引き上げをはじめ、
銀行が会社に無理難題を押し付けようとするときの方便に
企業格付けの見直しがあります。
ここにも金融検査マニュアルの影響が強く関わっています。
「金融検査マニュアルが改訂され、御社の格付けを見直したら、
金利が低すぎました」
銀行はそんな言い方をしてきます。
「格付けが低くなったのなら仕方がないか」
お人よしの社長はすぐに銀行の要求を呑んでしまいます。
労せずして、銀行の都合のいいように事が運ばれるのです。
この格付けがくせ者です。
銀行に、格付けの内容や、
自社と同じランクに位置づけられるほかの会社を聞いてみても、
何も答えてくれません。
(略)
格付けの真実を明らかにしましょう。
格付けの手法には、
「定性評価」と「定量評価」の2種類があります。
定性評価は社長の人柄や会社の技術力といった、
数字ではなかなか表しにくい要素を見るものです。
一方、定量評価は資本金や自己資本比率などの財務指数を
評価に換算するものです。
評価が簡単に数字に表せるのが、定量評価の特徴です。
定性評価と定量評価をどのくらいの割合にするかは、
貸し手である銀行の規模によって違います。
大きな銀行になるほど定性評価の割合が下がり、
逆に定量評価が大きくなっていきます。
都市銀行はどのくらい定性評価を加味してくれると思いますか?
なんと定性評価はゼロ、定量評価が100%です。
つまり、社長の人柄も会社の将来性もまったく見ないということです。
俗に「人に貸す」と言いますが、
そんなことは、都市銀行には一切起こり得ないのです。
会社の成長性には関係なく、もっぱら安全性のみに偏っているのが、
都銀の企業評価です。
その定量評価をもっと詳しく見ると、さらに驚きます。
定量評価の中で、もっともウエートが高いのが自己資本額です。
100点満点のうち30点もしめています。
これがまた非常識なのです。
30点満点を取るためには、自己資本額がなんと
1000億円もいるのです。
(略)
中小企業が最低の2点をもらうためには
5億円の自己資本額が必要です。
5億円!
これまた、たいへんな数字です。
まわりを見渡してください。
そんな中小企業がいったいどこに存在するのですか。
だから、中小企業には最初から100点満点が与えられていないわけです。
中小企業の持ち点は初めから70点なのです。
仕方ありません。
70点をもって次の評価に行きましょう。
自己資本額に続いてウエートが高いのが自己資本比率です。
10点満点の配点です。
これも相当厳しいのです。
自己資本比率が60%あると満点の10点を獲得できます。
でも中小企業の場合、よくて20%でしょう。
20%だと3点しかもらえません。
けれど3点あれば「御の字」です。
自己資本額が5億円なくて、自己資本比率が15%なければ、
それだけで定量評価の40点分を失ってしまうことになります。
つまり、最初から60点しかありません。
100点満点でなくて、60点満点で
銀行のふるいにかけられる会社が大半なのです。
なのに、銀行の担当者は素知らぬ顔で言ってきます。
「社長、がんばりましょう。業績次第では、格付けが上がりますよ」
こんなふうに言われたことはありませんか。
格付けの真相を知ればわかりますよね。
銀行の話は、まったくのデタラメです。
どんなにがんばっても格付けは上がりませんね。
格付けとは、そうなっているのです。
こんなうそっぱちの格付けで、ほとんどの中小企業は
都市銀行の10段階評価のせいぜい6ランク目にぶら下がっているのです。
1ランクが最高で、10ランクが最下位。
6ランクはなんとか新規融資してもいいかなというランクです。
7ランクに落ちると「要注意先ないしは要管理先」となります。
すると新規融資はありません。
むしろ融資回収が優先されます。
貸し剥がしですね。
(略)
こう書いてありましたが、驚かれましたか? ^^
「私って、騙されていたのか・・・?」
こうなられた中小零細企業のオヤジさん・おふくろさんも
いらっしゃるかもしれませんね。 ^^;
都銀の場合は定量評価が100%で、定性評価がほぼ0%
地銀の場合は定量評価が70%で、定性評価が30%
信金の場合は定量評価が60%で、定性評価が40%
こういうことだそうですよ。 ^^
どうです?
この本、面白そうでしょう? ^^
こういう本を読んで、銀行と喧嘩をしろ!と言っているのではないですよ。
銀行なんてこういう面もあるのだと頭の中に入れておいて、
ビジネスライクないい関係を続けて下さいね、ということを言いたいのです。^^
ここのところは勘違いしないで下さいね。 ^^
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