地方の宝石専門店の実態について。

さて、今回の記事は、「地方の宝石専門店の実態」について書きます。


今、真吾オジサンの手もとに、「広島会社手帳」という本があります。

この本に、広島の地場の某宝石専門店のアバウトな数字が出ております。


会社名を出すと障りがありますので、A社と、B社と、以降、書きますね。

A社も、B社も、宝石の高額品を扱っておられるところです。

どちらも、広島では有名な宝石の専門店さんです。


A社

業績　　　　売上（千円）　　　　　　利益（千円）　　　　従業員

１５．８　　　１，１９７，０００　　　　　２１，７７５　　　　　 　１５
１６．８　　　　　７７７，６６４　　　　　　　　　　－　　　　　 １５
１７．８　　　　　８６９，９２６　　　　　５４，１２５　　　　 　　１５
１８．８　　　　　８３１，７３６　　　　　　３，０５４　　　　　 　１５
１９，８　　　　　８５３，４５５　　　　　４２、８０５　　　　　 　１５
２０，８　　　　　不明　　　　　　　　　　　不明　　　　　　　不明
２１，８　　　　　６０１，６９３　　　　　　１，３４３　　　　 　　１６



B社

業績　　　　　売上（千円）　　　　　　利益（千円）　　　従業員

１７，６　　　　　６１７，０３３　　　　　　５７，２８１　　　　　　１７
１８，６　　　　　６４８，０８８　　　　　　５２，５７７　　　　　　１８
１９，６　　　　　５１７，１００　　　　　　　　　　　－　　　　　 １３
２０，６　　　　　４３０、８６５　　　　　　　　　　　－　　　　 　１３
２１，６　　　　　４１６，４９９　　　　　　　　　　　－　　　　 　１１
２２，６　　　　　３６５，７３６　　　　　　　　　　　－　　　　　 １２



公表されておられるこの数字を、額面通りに取ると、

お世辞にも、楽チンな経営環境とは言い難いように思います。


このように、ジリ貧の数字になっていらっしゃのは、

個人消費の低迷だけではないように思います。


直接的には、クレジットでしょうね。

いろいろと風評被害もあることでしょうね。


リーマンショック（２０年９月）以降、さらに落ち込んでおられます。



広島は、地方都市では、そこそこのところだと思います。

その広島でさえも、

宝石の専門店さんの数字はこのようになっているのです。


もっと、田舎になると、

さらに大変なことになっておられることでしょうね。


「消費者法ニュース」の会員の真吾オジサンなのですが、

このような数字を見ると、今、日本・宝石業界に必要なことは、

「消費者保護」よりも「事業者保護」の方だと思いますよ。


消費者保護の環境は、消費者庁ができて、

かなり整備されたように思います。

細かいところを言えばは、

まだまだ本当はあるのですけどね。


しかし、急ぎ「事業者保護」をしないと、

本当に、地方の地場の会社が

次々駄目になってしまいますよ。

地場の会社に限りませんね、これは・・・


政治家諸君の奮起のみならず、公益性の強い宝石の団体なども、

事業者保護のために、更なる工夫が必要だと思いますよ。


また別の機会に書くと思うのですが、

事業者相談室を設けるとかね。　　＾＾

資金調達しやすい環境を作るとか、事業者が法律相談できるとかね。

節税対策の方法をレクチャーするとかね。

経営改善のアドバイスをするとか・・・


町の宝石屋さんのオヤジさんに優しい「事業者保護」ということを、

もっと考えましょうね。　　　＾＾


無為無策では、宝石の業界から、

ますます優秀な人材が離れていきますよ。

優秀な人ほど、早く離れていく可能性があるように思います。

これは、真吾オジサンに言わせれば、大問題だと思います。


そう思われませんか？　　　＾＾

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