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今回の記事もアメリカかぶれで、前回の記事の続きです。
また、80年代のアフリカ系アメリカ音楽の全国人気を
決定づけていくことになったのは
ラップ音楽の出現だった。
ニューヨークの南ブロンクスの下層階級の間で生じた、
ダンス、落書き、音楽を要素とするヒップホップ文化の一部であるラップが、
80年代の進行と並行して人気の度を高め、
後期にはMTVにラッパーたちが次々に登場するようになった。
アフリカ系アメリカ人とその音楽は90年代に入ると、
その支配力は空前のものとなっていくが、
それがラップに限っていなかったことは、
30年代半ばすぎの録音を集めた、ブルース歌手、
ロバート・ジョンソンのCD全集が驚異的に売れたことが示している。
しかし圧倒的であるのがラップ音楽であることは間違いなく、
サンプリングしたリズミックな音を背景に、
パブリック・エネミー、2ライブ・クルーたちが
韻を踏んで語る社会性、政治性の強いラップは、
国境を越えて世界各地にも飛火し、
ドイツ、フランスなどのヨーロッパ圏のみならず、
日本、韓国、ニュージーランドなどにも自己表現の手段として
とりこまれてきている。
一方、90年代には女性歌手が多数派となった。
シンディ・ローパー、マドンナなどの人気が上昇した80年代半ばに、
<トップ10>入りした女性歌手は3割弱まで増加していたものの、
マライア・キャリーなどが居並ぶ95年には5割を超えたことは
特筆に値する。
こう書かれてありました。
こういうことに夢中になる時期って、あってもいいと思うんですよ。
でも、いつの日にか卒業されてといいますか、
飲み込んでしまうとでもいいますか、
そういう風にありたいものですよね。
昔、日本人は中国・韓国から多くのことを学んだのですが、
独自のものに発展もさせもしたのです。
仏教でも、儒教でもそうですよね。
もっと卑近なことで言いますと、将棋でもそうですよね。
中国・韓国の将棋とは違って、
日本では取った駒がまた使えるという風になって、
世界で一番複雑で、かつ面白いものになっているのです。
日本人はこういう風に他国の文化を飲み込んで、
それを昇華させることができる民族なのです。
まあ何事にしましても、アメリカのことを無条件に有難がるようなことから、
日本人はもういい加減に卒業する時期ですよね。
高級官僚の人や、多くの政治家などには、
特にこうあってほしいですね。
こういう方々がワシントンの方ばかりのことを見ているようでは、
日本が日本でなくなってしまいますからね。
日本はアメリカの一つの州ではないのですからね。
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