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リンク・フリーです。


今回もアメリカかぶれの記事です。


ただ、今回はアメリカの暗部の面を書きましょうね。

光の方ばかり書きますと、やはりこれは偏っていると我ながら思いますからね。


今回も平凡社の「アメリカを知る事典」からの引用です。






としもんだい 都市問題



アメリカでは1870年代ころから急速な経済発展・都市化をみたが、

そのころ大量に流入した移民をめぐり、

貧困、都市行政の腐敗等の都市問題が急速に広がった。

これに対しキリスト教の側からの社会的福音 Social Gospel 運動や、

先進ヨーロッパの都市政策を学ぼうとする研究が90年代に高まった。

たとえばアルバート・ショー<欧州大陸市政論>(1895)がそれで、

これは日本でも内務省により紹介されている(1899)。

20世紀に入ってから1920年代に至る都市問題の中心は、

大量流入する移民を背景に

タマニー・ホールなどに巣食うボスによる市政支配とその腐敗であり、

また新しく巨大化する産業活動に都市計画、都市行政が

追いつかぬことであった。

腐敗の粛清、行政の能率化、科学化を求めて市政改革 City Reform の運動が高まった。

その中心人物 C.ビアードは東京市長後藤新平に関東大震災の前後2回招かれ、

その成果を日本に伝え、

雑誌<都市問題>の創刊(1925)にも寄与した。


第2次大戦後も大きな産業の発展を続けた。

いわゆる<黄金の60年代>に入ってもとくに北部工業都市は、

南部から大量の黒人労働力を流入させつつ発展をとげた。

流入した貧しい黒人たちが集住し、スラムを形成することもあったが、

都市再開発法(1954)による事業、すなわち連邦補助金を得ながら、

ブルドーザーで貧しい住民を追い出し整地し、不動産価値を高め、

高級オフィス街にする事業が進んだ。

しかし1960年代後半、ベトナム戦争が深刻化するころから、

スラムの増大、黒人若年層を中心とした失業者の急増、

犯罪・麻薬・精神病等社会病理現象の拡大が目立ってきた。

そしてこのころからロサンゼルス、デトロイトなどの都市暴動が起こるに至る。

さらに、社会的低所得層とみられた黒人たちよりいっそう条件の劣悪なスペイン語系、

アジア系移民が合法・非合法で、ニューヨーク市を

はじめフロリダ州、カリフォルニア州等の都市に大量流入しはじめた。

都市部の中高所得者層の白人が郊外・他都市へ流出し、

そこに低所得者が集中し諸困難をもたらす都心部の問題

(インナー・シティ問題)が深刻化する。

こうなると市の所得・経済活動(したがって市税収入)は減り、

福祉の必要経費(生活保護費のみでなく、教育・医療費から犯罪多発に対する警察費等)

は急増する。

その穴埋めを借金(市債発行)に頼り、ついに劇的な形となったのが

世界で最も富を集めたはずのニューヨーク市の財政破綻(1975)であり、

クリーブランドをはじめ多くの市も類似の困難に直面した。



70年代後半から80年代に入ると、

産業構造の変化(従来の製造業の相対的立ち遅れ、

流入労働力の低熟練・低学力ゆえの技術革新の立ち遅れ、

熟練高級技術者の他都市・他国への流出)から、

北部大都市等に中心部のみならず

大都市圏全体の人口・経済力の相対的・絶対的減少が表面化している。

地元財界にとっても深刻な都市の縮小 shrinkage とか

斜陽市 declining cty が都市問題の中心になってきている。

こうした都市では市税収入は減り、住宅の空室は増し不動産の売却は困難になる。

また全米の都市を通じていえることであるが、

先の社会病理現象に加え、

離婚が増大して単親世帯(とくに母子世帯)が増え、

また同棲、非嫡出児、未婚の母や義務教育中の母も増大するなど、

家族の崩壊・混乱現象が進行しており、

都市問題の将来にさらに困難を加えようとしている。





こう書かれてありました。



アメリカ様さまで盲従的にアメリカを有り難がっている人には

今回の記事は一度とは言わずに、何度も読み直して頂きたいですね。


日本もアメリカ化しており、家族の崩壊だって、

もう日常茶飯事のことでしょう?


真吾オジサンなどはこれでいいのか?

と思いますけれどね。


アメリカンなことを有難がるのも程々くらいがいいように思いますね。


アメリカを別に殊更嫌う必要もないと思うのですが、

さほど有難がるほどのこともないということです。 ^^


自然体でお付き合いできるような關係こそ望ましけれ。



タマニー・ホールのことは、記事に書くのが面倒なので、

まあ折角なので、この機会に自分で調べてみてくださいね。 ^^



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