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リンク・フリーです。


さて、今回の記事は他人の名誉に対する悪口について書きます。


これ、世間では横行していることですよね。 ^^;

日常の世間話でもそうですし、

2ちゃんねるなんかはこれで埋め尽くされているようにさえ思いますよね。



ところで、新渡戸稲造を御存じですよね。 ^^


 ウィキペディア 新渡戸稲造


五千円札のオジサンですよね。 ^^


この新渡戸稲造が「修養」という本を書いておられるのです。

御存知でしたか? ^^


この本は非常に良い本のように思いますので、

若い方には特に目を通しておいて頂きたい本ですね。 ^^


この本の中に、この他人の名誉に対する悪口について

非常に分かりやすく書かれてありましたので、

これを引用させて頂きますね。





この悪口ということは、

とかく我々にありがちの弱点である。


ことに現今日本人の国民的弱点である。


長者に尊敬の念を欠いたり、

相当の地位ある人を見ると、

すぐに裏を掻く、小事もこれを棒大に吹聴し、

全く黒白を転倒し、

あるいは全く無実の事柄を捏造するのは、

今日の新聞雑誌の多数がほとんど生命を繋げる所で、

世間の読者もまたこの種の記事を喜ぶ傾向がある。


しかるに世には近時の新聞雑誌は品格が下劣である、

悪徳であると言って憂うる者もあるが、

新聞雑誌がかかることを掲げるのは、

要するに読者の希望を反映したもので、

新聞雑誌の記者を責むるより、

むしろかかる記事を歓迎する社会の思潮を責めねばならぬ。


普通に言う井戸端会議に、

山の神が互いに悪口し合うのも、

立派な人々が大廈(たいか)の奥の間で、

ひそかに同僚の悪口をするのも、

会社員が待合で社長あるいは他会社の悪口を言うのも、

皆同一動機に出ずるので、

実はほとんど異なる所がない。


どこまでも虚伝を伝えて人の徳を損し、

名誉を傷つけるという風が行われておる。


人あるいはかかる悪口を弁護して、

これ悪を懲らすと言う者もあるが、

しかし、懲悪のためなれば他に有効の途がある、

あえて悪口するに及ばぬ。


しかし、このことは今ここにこれを語る範囲でないから

他日に譲る。





こう書いてあるのですが、この通りですよね。


自戒の気持ちも込めて、そう思いますね。


新渡戸稲造ともなると、言うことが違いますね。 ^^



他人が、悪口をはじめたときには、

この新渡戸稲造のことを思い出したいものですよね。



他人に対する悪口について、

これだけ分かりやすく、また御尤もなことをいっているものは、

真吾オジサンは知りませんからね。


新渡戸稲造のこの言い分は、正論であると思っております。




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