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さて、今回は合成された宝石について書きます。
現在の技術では、ほとんど全ての宝石といってもいいくらいに、
宝石は合成できます。
この合成された宝石をどう考えるか?
「合成できるようになったら、安く宝石をゲットできるわ!」
とお考えになられる方もいらっしゃることでしょうし、
もう、いい宝石を持っていらっしゃる方は、
どこか資産が目減りしたように気になられる方もいらっしゃるかもしれませんね。
宝石は、古来より、宝石に神秘的な意味づけもされてきました。
今でも、そうした意味付けに御愛着を感じておられる方々も多くいらっしゃいます。
しかし、合成できるとなると、
どこか神秘性のようなものが削がれるように思われます。 ^^;
宝石の価値は、希少性とは切り離すことはできないことのように思います。
しかし、合成技術の発達により、次第に希少性はなくなってしまうわけです。
そのうち、ある原石は特別な素材でも何でもなくなる可能性だってあるわけです。
今は宝石として扱われている石でも、
そのうちビーズや、ガラス玉のようなものになってしまうかもしれないのです。
今は、たとえば翡翠なんかはさほど有難がらないように思うのですが、
大昔には、大変、貴重なものだったのです。
これと同じようなことに、
ダイヤモンドやコランダムがなる時代が来るかもしれませんね。
そう遠くない時代にそのようになるかもしれませんね。
こういう話は、業者さんは、どこか嫌な話かもしれませんが、
心配をされることはないと思います。
仮に、こういう時代になったらなったで、
新素材の宝飾品のようなものも出てくると思いますのでね。
それまでは、コストの面でできなかったデザインの宝飾品も
市場に出てくるようになりもするでしょうからね。 ^^
業者さんは、こうしたものに乗り遅れないように気をつけておられれば、
いいまでのことのように思います。
ところで、合成の宝石について、真吾オジサンは思っていることがあります。
合成の宝石は、必ず「合成の宝石」と分かるように、業者間の取引でも、
消費者に対する取引でも、よく分かるように表示しておく方がいいと思います。
業者さんでも、その場で合成かどうか分からない、消費者も勿論分からない、
ということが販売の現場であるように思います。
真吾オジサンに言わせれば、これは良くないことです。
食べ物にたとえれば、半ば、産地偽装をしているようなもののように思います。
そうしている・そうせざるを得ない理由も
真吾オジサンは分からないでもないのですが、
お世辞にも好ましいこととは思いませんよ。
ただでさえ、今の宝飾品の業界は、世間様から、
兎角、色眼鏡で見られているものなのだということを
業者さんはもっともっと知りましょうね。 ^^
こうした販売の現場での、悪習といえば悪習といえるようなことは、
真吾オジサンに言わせれば、正直な御商売とはいえないと思いますよ。
このようなことでは、よほどの純朴な人か、お人好しの人くらいにしか、
相手にされないように思います。
このような悪習は改められるべきだと思います。
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