店舗レイアウトについて。 その１０ 第３磁石について。

リンク・フリーです。


さて今回の記事も店舗レイアウトについてです。

今回は第３磁石についてです。


この第３磁石というのは、

陳列台が横並びしている線を陳列線というのですが、

この陳列線の端っこに設けるエンド陳列売場のことを指しているのです。


ふつう、ゴンドラ陳列線の両端ですよね。

ここの部分が９０度曲がって別の向きになっていることが多いですよね。

ここが第３磁石売場なのです。


ちなみに、９０度に曲がっていなくても、ここのところを

やはり第３磁石売場といいます。



で、この第３磁石売場はどういう役割を期待するのかといいますと、

主通路を歩いているお客さんを副通路に呼び込むという役割なのです。


前にも書きましたが、主通路には購買頻度や量の多いものを置くわけです。

副通路にはそれは置かないようにするわけですね。


なので、この副通路の方にも注意を向けて頂くためには、

それなりの工夫も必要となるわけですね。　＾＾



この第３磁石売場には、

①マス化したいSB（ストア・ブランド）またはPB（プライベート・ブランド）

②厚利幅商品

③季節商品

④シーゾナル（Seasonal）商品

⑤特価品

⑥メーカーとの提携の販促商品

を陳列するのが良いとされているのです。



SB（ストア・ブランド）というのは、

小売業が独自につけたブランドのことですね。


PB（プライベート・ブランド）というのは、

まだメーカー側が作っていない

新しい品質や機能をもった自社開発品のことです。



シーゾナル（Seasonal）商品というのは、

１３週間以上継続して陳列される商品を

ステープル（staple）商品というのですが、

このステープル商品ではない扱いの商品のことです。



この第３磁石売場は、

第１磁石売場の条件も満たすことも必要ですよね。

主通路沿いなわけですからね。

もうひとつ、周期的に変更するということも必要になっているのです。


この周期的変更はa・b・c と３つこの第３磁石売場があるのなら、

a は１週間、b は２週間、c は３週間という風に

１週間から３週間のうちでそれぞれ通路を隔てて隣接する

第３磁石ごとの陳列継続期間に、変化をされるのが良いとされているのです。



コンビニとか、スーパーとかは大体はここを工夫されてますよね。

まあ、そうでもないところも勿論ありますけれどね。　＾＾；



ここまで店舗レイアウトについてをあれこれと書いてきたのですが、

ご参考にして頂けておりますでしょうか？　＾＾


ここまでに書いてきたことを一度を言わず、何度も読み直されて、

貴方のお近くのスーパーに行ってみてくださいね。　＾＾

特に最近できたようなイオン系のスーパーなんかですといいですよね。


いままでに書いてきたことのように

大体はなっていることに気付かれると思いますよ。　＾＾


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