信販会社と有力小売店との力関係について。

さて、今回の記事は、信販会社と有力小売店との力関係について書きます。


真吾オジサンは、以前に大きな展示会でこのような光景を見たことがございます。


その展示会は、大きなホテルでの宝石の展示会だったのですが、

その展示会の会場の外に信販会社の方がいらっしゃったのです。


大体、展示会は、慣習的にそうしているものなのです。


で、この信販会社の方は、契約が決まったときに、展示会の会場に入って、

個別信用購入あっせんの金利計算などをされるのです。


それ以外のときは、展示会の会場の外で、

小売店さんが契約を取ってきてくれるのを、じっと待っているのです。


ある有力小売店の女性の販売員さんが、消費者と話がまとまったのでしょうね。

展示会会場の外にいる信販会社の方を、呼びました。

「契約が決まったわよ、はやく会場に入って、クレジット契約の契約をまとめて頂戴ね。」ということです。


ところが、信販会社の方が、多少、モタモタされたのです。


展示会の販売というものは、「鉄は熱いうちに打て」という面があって、

販売する方としては、消費者の気が変わらないうちに、話をまとめたがるものなのです。

そんなものといえば、そんなものです。


暫くして、その有力小売店の幹部と思しき男性が、

「何やってんだ！」とばかりに、会場に門まで来て、、信販会社の方を睨んでおりました。


まだ、信販会社の方は、モタモタしておりました。


ついに、その契約をまとめようとしていた女性販売員さんと幹部と思しき男性と、

「早く来い！」と言わんばかりに、手を大きく振るジェスチャーまでしておりました。


もしかしたら、この有力小売店とこの信販会社とは、

以前に何かトラブルがあったのかもしれませんね。


大体、展示会にきている信販の方は、例外もありますが、

最近は、暇なときが多いものなのです。

契約が取れれば、ホイホイと行きたがるものだと思います。


この信販会社の方は、女性の方だったのですが、

真吾オジサンは、以前にこの方と世間話をして、まあ、常識的な方だなと思っていたので、

多分、モタモタしていたのは、何らかの事情が背景にあったのだろうと、思っております。

モタモタせざるを得ない理由があったのでしょうね。


信販会社と加盟店との関係は、所詮は、契約関係なので、フィフティ・フィフティです。


しかし、加盟店からすると、

「おたくに仕事をまわしてやっているんだよ。」くらいの気持ちがあるものなのです。


で、このような手を大きく振るようなジェスチャーになったのでしょうね。

体育の先生が、ぼんくら生徒を、「お前、ちょっと、ここに来い！」とやるときのジェスチャーです。＾＾；


でも、これは良くないことでしょうね。


去年の記事に書きました愛染苑山久は、たとえとしては、非常に不適切なのですが、

信販の存在のお蔭で、事業として当分の間はなりたっていたと思います。


加盟店は速やかに債権回収ができている面だって大きいのです。

ここも忘れてはならないことだと思います。


信販会社が手を引いて、倒産した加盟店も多いのです。

英会話学校のNOVAなどもそうでした。

確か、愛染蔵・たけうちでも、そうだったように記憶します。

（記憶違いの場合は、真吾オジサンの老化に免じて、御容赦のほど。　＜（_ _）＞)



この展示会の出来事は、一見、

有力加盟店は信販会社よりも力関係が上のようにも見える事件なのですが、

本当はどうなのかな？


信販が、ではもうおたくとは取引停止です、となったらどうなることでしょうか？

信販も青ざめることでしょうが、本当は、加盟店の方が青ざめることになると思いますよ。


有力加盟店ということは、それ相応の売り上げを確保し続け、

かつ速やかに債権回収をしないと、金がまわらないのです。

そんなものです。


本当は、どっちが力が上なんでしょうね。　＾＾

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