株式会社ボブソンの倒産（破産手続き開始）について。

リンク・フリーです。


さて今回の記事は、「BOBSON」で有名なジーンズメーカー・

株式会社ボブソンの破産手続き開始決定について書きます。



信用調査会社の公表されたところによりますと、

株式会社ボブソン

（東京都港区南青山2-27-7　代表西川英雄　資本金１億５８０１万３５００円）

が、東京地裁から破産開始手続き開始決定を２０１２年６月１日にうけたようです。


２０１１年５月２日に東京地裁に民事再生法の適用申請をされていたのですが、

再生計画が遂行がされる見込みがなくなりまして、

今年の４月２６日に再生手続き廃止決定を受けておりました。




とうとうあの（株）ボブソンさんでさえも破産ということになってしまわれましたね・・・


企業が倒産することなんて、この平成濁世では

本当にざらにあることではあるのですが、

そうした倒産の中でも、考えさせられることの多い倒産ってありますよね。



ジーンズも激安がざらになっておりますよね。

これ、一消費者の立場で書かせて頂きますと有難いのです。


でも、反面、個々のジーンズメーカーが過当競争に陥っているから、

こうなっているわけですよね。


国際化で、中国・韓国などからも競走者が現れるわけですよね。


こういうことになっているので、自然、企業は

販売不振や財務内容の悪化にもなるわけですね。




今の日本は消費者の利益を言うよりも、

もっと業者さんの利益を言うべきだと思いますよ。


馬鹿なオバサンやババアや子供の言うような

「安い方がいい！」

の論理を振りかざし、その手の意見がマジョリティな風潮って、

結局のところ、こういう不幸を多く生むことにもなるのですからね。



真吾オジサンなどは問題を承知で書きますが、

こういう不幸な倒産が起こらない・起こりにくくするには、

談合をしてもいいと思いますよ。


過当競争の社会よりも、

まだしも談合社会の方がいいようにもいますけれどね。



「モノ・サービスが安く手に入れられる社会こそがいい社会なのだ」

という幻想は良くないと思いますね。


モノ・サービスが高かったバブル期前後の日本と

モノ・サービスが安く手に入れられる社会になった今の日本、

どちらが幸せな社会ですか？


中年以上の人で現役で働いておられる方でしたら、

大概の方は昔の方が良かったようにも思われるのではないですか？




先日の記事のどこかに書きましたが、

１０代だったか２０代だったか、その両方だったかは忘れましたが、

その３割の人が自殺を考えたことがあるという社会に

日本はなってしまったのです。


こうなった原因の一つには、何時まで経っても抜け出せない

デフレの問題があるようにも思いますよ。




「恒産（こうさん）なきものは恒心（こうしん）なし」

と孟子が教えておりますよね。


一定の生業や収入のない人は常に変わらぬ道徳心を持つことができない。

生活が安定しないと精神も安定しない、

ということを孟子が教えているわけですね。



今の日本って、恒産も恒心もない社会のように思われませんか・・・？


良くないことだと、真吾オジサンなどは思いますけれどね。




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