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今回の記事も前回の続きです。
本当の教育者について。 その1
本当の教育者について。 その2
この問題少年・少女とされる子どもさんでも、
「結構、普通なのね・・・」
くらいに思って頂けてますでしょうか?
今回も引用させて頂きますね。
中学生の私にとって歌舞伎町のネオンはたまらなく魅力的だった。
いつしか暴走族の彼とつきあい始めて、
彼のバイクの後ろで暴走したりもしていたが、
初めて自分の居場所を確認できたのは、
自分の家でもなく、バイクの後ろでもなく、
どことなく危険な新宿という街だった。
夜の歌舞伎町のネオンは、くらくらするほどまぶしくて、
その怪し気で危ない匂いは刺激に餓えていた少女をすっかり夢中にさせた。
当時の歌舞伎町には、高校生ぐらいの子らで賑わうディスコがたくさんあって、
500円も出せば、朝までそこで踊れて、フリードリンク、フリーフード。
同世代の仲間と集まって、週末の夜を一緒に騒いで過ごした。
とはいえ500円は中学生にとって大金だった。
(略)
みんな、映画『トップガン』のトム・クルーズを真似て、
MA-1をはおって、SASのかばんを下げたり、ボーダーのシャツを腰に巻いて、
ジョッパーズのパンツに、ReebokやK-SWISSのスニーカー。
でも私たちのMA-1は、YKKのファスナーでバレバレの日本製。
どうしても本物が欲しくって、上野のアメ横に盗みに行ったりもした。
ディスコに行く500円にも困るくらいだったから、
やることといえば、万引きに、カツアゲ。
新宿駅のコインロッカーと有料トイレが、私たちの根城だった。
仲間と新宿のデパートに行き、洋服を物色する。
試着室に気に行った服をもちこんでは、服の下に着込んだり、
カバンの中に押し込む。
友達が従業員と話している隙に、堂々と持ち帰ったりもした。
戦利品-化粧品や洋服を抱えて、新宿駅地下の有料トイレに向かう。
「50円トイレ」と呼ばれていたその場所は、
ホームレスや酔っ払い対策のためにできた有料スペースで、
公衆トイレと違って清潔だった。
一回お金を入れれば、何人だって入れて、
他の人がそれほど来ないこの空間は、私たちに絶好の隠れ家だ。
トイレの洗面所に並べて戦利品をみな手にとっては身につけてみる。
大人っぽい黒のスーツを着て、赤い口紅を引けば、中学生には見えない。
制服が生徒の象徴であるように、スーツと口紅は、
大人になるための制服だ。
みんな鏡に向かいながら、ちょっと誇らしい気分で、
鏡越しに相手と自分を見比べる。
内心思っていたことは、みんな同じ。
「あの子より、私の方がカワイイ」
残った戦利品をロッカーにしまうと、私たちは歌舞伎町に繰り出す。
新宿の歌舞伎町は、今でいえば、渋谷のセンター街だ。
この街に集まって来る子は、仲間だけには優しく素直だった。
そして、社会が、大人が大嫌いだった。
兄とも弟とも父親の違う、美恵子。
病気で学校を早退したら、家の中で見知らぬ男と母親が寝ていたのを
見てしまった由美。
遠足のお弁当にいつも、マクドナルドの冷めたハンバーガーを持たされていた恭子。
苗字が変わったのがイヤで、学校に行けなくなった理佐。
昼間から家で酒を飲んでいる、アル中の父に殴られていた誠一。
給食費が払えずに、集金の時間、一人だけ体を固くしていた絵理。
手首を切ったお母さんを病院に何度も連れて行ったことのある勇樹。
愛人の娘だと学校でいじめられていた綾。
交通事故で両親をなくし、親戚中をタライ回しにさせられていた隆。
父親の似顔絵が描けなくて泣いたことを先生に怒られた可奈。
そして、いつどこへ行こうとも帰ってこなくても何もいわれないという麻知。
歌舞伎町に集まって来る仲間は、家庭や学校に居場所を見いだせない子が多かった。
愛情や友情に飢えていた。
寂しい幼心は街をさまよい、同類をみつけては群れを作っていた。
私にとって歌舞伎町は楽園であった。
その楽しさを確かめたくて、新宿行きの電車に飛び乗った。
当然、歌舞伎町に行くと叱られた。
「子どもの遊びに行くところじゃない!」
「お前は不良か!」
父の鉄拳は容赦なく飛んできた。
それでも私は、仲間が待っている歌舞伎町に向かう。
こう書かれてありました。
今回の記事だけを御覧になられますと、
いわゆるただのぼんくらのように思われるかもしれませんので、
ここまでに書いた記事も必ず読んでおいて下さいね。 ^^:
真吾オジサンの住んでいる広島市には、「流川」という歓楽街があります。
真吾オジサンは野暮介なので、この流川とは縁遠いのですが、
ここに屯している子どもさんの場合でも、
これと似たようなことなのではないか?と思いますね。
居場所が他にどこにもないんだろうと思うんですよ。
万引きやカツアゲなので、碌なもんじゃないに決まってはいるのです。
なので、厳しく怒ることも必要だと思います。
こういう場合は、場合によっては、叩いてもいいと思います。
殴ってもいいと思います。
何度注意しても、それを何度も繰り返すようでしたら、
男の子の場合なら大怪我しない、後遺症が残らない程度で
尻を蹴飛ばしてもいいとも思います。
こうせざるを得ないこともあると思います。
ただ、こういう少年・少女でも、なぜそうなっているかという背景にも
思いを致して頂きたいですね。
繰り返さないようになった、
そして自分でお尻をチャンとぬぐえたようでしたら、
早く水に流してあげてほしいですね。
忘れてあげてもいいようにも思いますね。
そして、できれば彼らのいうところにも耳を傾けて頂きたいですね。
連中にお説教をするために話を聞くのではなくね。 ^^
でも、折角なので書いておきますが、
これらのことは悪いことには決まっているのですが、
ただ、真吾オジサンに言わせますと、
もっと酷いことを体よく狡猾にしている大人って多いですよ。 ^^:
そういう意味では、万引きとかは、-被害の金額にもよりますが-
悪さ加減なんて、大概は知れたもののようにも思いますよ。
万引きで数百万円の被害をだそうと思いますと、
相当に何度もそうしないとその金額まで届かないことでしょうけれども、
過去に事件となった大きい企業間の裏リベートとかのことを思いますと、
万引きくらいは屁みたいなもんだと思いますけれどね。 ^^:
まだ可愛げがあるくらいのようにすら思いますけれどね。
世間には巨悪というものもあるのですからね。
そういう彼ら・彼女らでも許してあげることも大切だと思いますよ。
また、世間並み以下でもいいですから、
愛情を他人から注がれる時間というものもあってもいいようにも思いますね。 ^^
人間は畜生でも、モノに過ぎないものでもないのですからね。
なので、こういう時間も人間でしたら誰でも必要だと思いますよ。 ^^
今回の記事はここまでにしておきましょうね。 ^^
次回の記事もこの続きです。 ^^
どうぞ、ついでにお付き合いのほど。
宝石メモ・ブログ カテゴリ【世間話】(タイトル名も分かります)
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今回の記事も前回の続きです。
本当の教育者について。 その1
本当の教育者について。 その2
この問題少年・少女とされる子どもさんでも、
「結構、普通なのね・・・」
くらいに思って頂けてますでしょうか?
今回も引用させて頂きますね。
中学生の私にとって歌舞伎町のネオンはたまらなく魅力的だった。
いつしか暴走族の彼とつきあい始めて、
彼のバイクの後ろで暴走したりもしていたが、
初めて自分の居場所を確認できたのは、
自分の家でもなく、バイクの後ろでもなく、
どことなく危険な新宿という街だった。
夜の歌舞伎町のネオンは、くらくらするほどまぶしくて、
その怪し気で危ない匂いは刺激に餓えていた少女をすっかり夢中にさせた。
当時の歌舞伎町には、高校生ぐらいの子らで賑わうディスコがたくさんあって、
500円も出せば、朝までそこで踊れて、フリードリンク、フリーフード。
同世代の仲間と集まって、週末の夜を一緒に騒いで過ごした。
とはいえ500円は中学生にとって大金だった。
(略)
みんな、映画『トップガン』のトム・クルーズを真似て、
MA-1をはおって、SASのかばんを下げたり、ボーダーのシャツを腰に巻いて、
ジョッパーズのパンツに、ReebokやK-SWISSのスニーカー。
でも私たちのMA-1は、YKKのファスナーでバレバレの日本製。
どうしても本物が欲しくって、上野のアメ横に盗みに行ったりもした。
ディスコに行く500円にも困るくらいだったから、
やることといえば、万引きに、カツアゲ。
新宿駅のコインロッカーと有料トイレが、私たちの根城だった。
仲間と新宿のデパートに行き、洋服を物色する。
試着室に気に行った服をもちこんでは、服の下に着込んだり、
カバンの中に押し込む。
友達が従業員と話している隙に、堂々と持ち帰ったりもした。
戦利品-化粧品や洋服を抱えて、新宿駅地下の有料トイレに向かう。
「50円トイレ」と呼ばれていたその場所は、
ホームレスや酔っ払い対策のためにできた有料スペースで、
公衆トイレと違って清潔だった。
一回お金を入れれば、何人だって入れて、
他の人がそれほど来ないこの空間は、私たちに絶好の隠れ家だ。
トイレの洗面所に並べて戦利品をみな手にとっては身につけてみる。
大人っぽい黒のスーツを着て、赤い口紅を引けば、中学生には見えない。
制服が生徒の象徴であるように、スーツと口紅は、
大人になるための制服だ。
みんな鏡に向かいながら、ちょっと誇らしい気分で、
鏡越しに相手と自分を見比べる。
内心思っていたことは、みんな同じ。
「あの子より、私の方がカワイイ」
残った戦利品をロッカーにしまうと、私たちは歌舞伎町に繰り出す。
新宿の歌舞伎町は、今でいえば、渋谷のセンター街だ。
この街に集まって来る子は、仲間だけには優しく素直だった。
そして、社会が、大人が大嫌いだった。
兄とも弟とも父親の違う、美恵子。
病気で学校を早退したら、家の中で見知らぬ男と母親が寝ていたのを
見てしまった由美。
遠足のお弁当にいつも、マクドナルドの冷めたハンバーガーを持たされていた恭子。
苗字が変わったのがイヤで、学校に行けなくなった理佐。
昼間から家で酒を飲んでいる、アル中の父に殴られていた誠一。
給食費が払えずに、集金の時間、一人だけ体を固くしていた絵理。
手首を切ったお母さんを病院に何度も連れて行ったことのある勇樹。
愛人の娘だと学校でいじめられていた綾。
交通事故で両親をなくし、親戚中をタライ回しにさせられていた隆。
父親の似顔絵が描けなくて泣いたことを先生に怒られた可奈。
そして、いつどこへ行こうとも帰ってこなくても何もいわれないという麻知。
歌舞伎町に集まって来る仲間は、家庭や学校に居場所を見いだせない子が多かった。
愛情や友情に飢えていた。
寂しい幼心は街をさまよい、同類をみつけては群れを作っていた。
私にとって歌舞伎町は楽園であった。
その楽しさを確かめたくて、新宿行きの電車に飛び乗った。
当然、歌舞伎町に行くと叱られた。
「子どもの遊びに行くところじゃない!」
「お前は不良か!」
父の鉄拳は容赦なく飛んできた。
それでも私は、仲間が待っている歌舞伎町に向かう。
こう書かれてありました。
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いわゆるただのぼんくらのように思われるかもしれませんので、
ここまでに書いた記事も必ず読んでおいて下さいね。 ^^:
真吾オジサンの住んでいる広島市には、「流川」という歓楽街があります。
真吾オジサンは野暮介なので、この流川とは縁遠いのですが、
ここに屯している子どもさんの場合でも、
これと似たようなことなのではないか?と思いますね。
居場所が他にどこにもないんだろうと思うんですよ。
万引きやカツアゲなので、碌なもんじゃないに決まってはいるのです。
なので、厳しく怒ることも必要だと思います。
こういう場合は、場合によっては、叩いてもいいと思います。
殴ってもいいと思います。
何度注意しても、それを何度も繰り返すようでしたら、
男の子の場合なら大怪我しない、後遺症が残らない程度で
尻を蹴飛ばしてもいいとも思います。
こうせざるを得ないこともあると思います。
ただ、こういう少年・少女でも、なぜそうなっているかという背景にも
思いを致して頂きたいですね。
繰り返さないようになった、
そして自分でお尻をチャンとぬぐえたようでしたら、
早く水に流してあげてほしいですね。
忘れてあげてもいいようにも思いますね。
そして、できれば彼らのいうところにも耳を傾けて頂きたいですね。
連中にお説教をするために話を聞くのではなくね。 ^^
でも、折角なので書いておきますが、
これらのことは悪いことには決まっているのですが、
ただ、真吾オジサンに言わせますと、
もっと酷いことを体よく狡猾にしている大人って多いですよ。 ^^:
そういう意味では、万引きとかは、-被害の金額にもよりますが-
悪さ加減なんて、大概は知れたもののようにも思いますよ。
万引きで数百万円の被害をだそうと思いますと、
相当に何度もそうしないとその金額まで届かないことでしょうけれども、
過去に事件となった大きい企業間の裏リベートとかのことを思いますと、
万引きくらいは屁みたいなもんだと思いますけれどね。 ^^:
まだ可愛げがあるくらいのようにすら思いますけれどね。
世間には巨悪というものもあるのですからね。
そういう彼ら・彼女らでも許してあげることも大切だと思いますよ。
また、世間並み以下でもいいですから、
愛情を他人から注がれる時間というものもあってもいいようにも思いますね。 ^^
人間は畜生でも、モノに過ぎないものでもないのですからね。
なので、こういう時間も人間でしたら誰でも必要だと思いますよ。 ^^
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