どんぶり勘定の経費について。

さて、今回の記事は、どんぶり勘定の経費について書きます。


真吾オジサンは、このどんぶり勘定の経営者は、

問題が多いように思っております。


接客の現場や、営業マンは、あまりに数字のことを言い過ぎると

取引先・顧客から煩がられることもあるでしょうから、

ある程度のどんぶり勘定も必要だと思います。


技術者は、いい設備を取り入れようとして、

兎角、採算・費用対効を忘れたようなことを

言い出したりするものです。

で、いい設備に惚れてしまうと、

どんぶり勘定になりがちなもののように思います。


企業は、継続をさせることが、非常に大切なことは言うまでもないことです。


しかし、このどんぶり勘定で、経営が大きく傾くことも

世間では決して珍しくはないことなのです。


昔は、「売り上げをとるためには、経費などはちっぽけなこと」で、

少々のどんぶり勘定でも通用したこともあったでしょうが、

今はそれではかなり難しいように思います。


かなりの高齢になられた経営者の方に、

「どんぶり勘定」を改めさせることは、

事実上、かなり困難なことでしょうが、大切なことのように思います。


宝石店のオヤジさんは、営業畑の方が多いものです。

で、兎角、この「どんぶり勘定」の論理になりがちのように思います。


良くないことです。


流石に、バブル期のころのままの経費を使っていらっしゃるところは、

今では皆無に等しいでしょうが、

淡い期待を持って、経費を使う経営者の方も多いように思います。



数年前には、こういうことが多くあったように記憶しております。

宝石業界は、率直に申し上げて、じり貧傾向だったのですが、

ところが、店舗の内装・外装がどんどん立派に、派手になっていったのです。


競争力をつけようと思われて、そうされたのでしょうが、

その後、どうなったのでしょうか？


リーマン・ショックという予測しがたいことなどもあったのですが、

多分、鼻息の荒いところなんてほとんどないと思いますよ。


愛染蔵・たけうちの倒産があったあとにも、

強気に設備投資をされたところもありました。


多分、こうした強気に出た経営者の方は、

バブル期のいいころを経験された方なのではないでしょうか？


こういう方は、真吾オジサンの目には、

「どんぶり勘定」の垢が落ちていない経営者の方のように見えます。

大丈夫なのか？と他人事ながら心配してしまいます。

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