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さて、今回の記事は、マルチ(まがい)商法と信販会社について書きます。
過去記事で、岡崎昴裕著「自己破産の現場」という本を紹介させて頂きました。
この本の著者の方は、もともと信販会社で仕事をされておられた方です。
この本にこのようなことが書かれてあります。
引用させて頂きますね。
マルチ商法頼みの信販
ある信販会社の社員が、私にこう告げた。
「叩いてください。 叩き潰してください。
今のやり方は、もうどうしようもないくらいに間違っているんですから」
何事か問うと、営業のことだという。
「正常な営業じゃない。 とにかく、今の信販業はマルチ頼みなんですから」
消費が極度に低迷し始めた頃から、クレジット業界、
特に信販業界の個品斡旋割賦販売のシステムを利用する小売店は、
単価も件数も極端に減り、
店舗によっては十分の一以下にまで落ち込んでいる。
そんな中、しばらく前まではできるだけ取引しないように注意していた、
マルチ商法めいた加盟店との取引額が、
次第に増え始めたのだという。
「クーリング・オフのハガキも、支払い停止の抗弁書も、
毎日何通も来ますよ。
だから、営業とはいえ、加盟店の管理担当者の目で見ていなくては、
いつ何時、どんな債権を買い取りさせられるか、知れたものじゃないんです。」
皮肉な話で、「営業担当者に管理の目が必要だ」という文言は、
かつての私の常套句だった。
その発言のために、どれほど周囲から嫌がられたことか。
ところが、それが当たり前という時代がきてしまったのである。
「寝具や家具、増改築、呉服や毛皮などの衣類、
宝石、絵画、骨董、電化製品、OA機器、なんでもありです。
展示会商法なんかで高額な商品を売りつけたり、
デート商法で支払いが最初から見込めそうもない顧客でも、
数名で囲んで断れなくしてしまう。
それでも知識が多少ある人なら、
何とかクーリング・オフして免れているみたいですけど、
クーリング・オフした後に、それを取り消しますなんて
連絡が入ることもあるんですよ。」
つまり契約を存続させるということなのだが、
これにも、販売した側からの圧力が見え隠れするという。
「毎日、苦情との戦いみたいなもんです」
と溜息をつく。
これじゃあ、仕事もやりがいがなくなるだろう。
信販会社がそういった問題のある商法と関わっているのは、
今に始まったことではない。
というより、マルチ商法と共に伸びた昭和50年代があったのだ。
その後、業界の浄化のために、マルチ商法と思しき加盟店とは、
取引を止めたり絞ったりしてきたのだが、この不景気である。
背に腹は代えられないとばかりに、再び力を注ぎ始めたようだ。
(略)
と、書いてあります。 ^^;
以前にも書きましたが、業者さん・消費者の方を問わず、
この本を買って、ぜひ、目を通して下さいね。
2003年に初版の本なのですが、
今でも、似たようなことになっている可能性が非常に高いと思いますよ。
この本に書いてあることを、額面通りにとれば、問題だと言わざるを得ないと思います。
ただ、この問題は、信販会社の暗部なのだと思います。
信販会社の方と世間話をしているときに、
何かのときに、このマルチ(まがい)商法の話になってしまうことがあるのですが、
真吾オジサンの経験で申し上げますと、
一人の例外もなく、信販会社の営業マンはとぼけるのです。 ^^;
真吾オジサン「あの人は、マルチなんかやっている人なんで、困っているんですよ」
信販の営業マン「マルチ?」
真吾オジサン「・・・ マルチ商法ですね」
信販の営業マン「マルチ?? はぁ?」
真吾オジサン、笑いがこらえ切れなくなり、こういいます。 ^^
真吾オジサン「何が。 カードまで拵えておいて。 ハハハ・・・」 ^^
信販の営業マン「いっ・・・いえ、今では、取引をしておりません」
と、大体、どこの信販会社も、どの営業マンもこのような調子なのです。 ^^;
真吾オジサンは、「惻隠の情」で、それ以上は聞かないことにしております。 ^^
今日書いたことは、ぜひ、知っておいてくださいね。
できたら、この本も買って読んでくださいね。
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プティコションさんへ
コメントを頂き有難うございました。
過去の例で申し上げますと、契約内容で問題がなくても、品質で問題になって例も、このマルチ(まがい)商法では、非常に多いのです。
以前に、本屋で、このマルチ(まがい)商法の月刊誌?の「ネットワーク・ビジネス」とかなんとかいうのがあるのですが、これを立ち読みしたことがありますが、率直に申し上げて、荒唐無稽な論理の説明をしている商品が多かったことを記憶しております。
然るべき、化学の辞典や、医学大辞典とかを持っていると、このような荒唐無稽な論理のことに振り回されにくくなれると思います。
真吾オジサンは以前に、このマルチ(まがい)商法の契約書面も多く読みましたが、結構いい加減な契約書面も多かったです。
立派な紙にキレイに印刷された契約書面だったのですが、書いてある内容が・・・
このマルチ(まがい)商法に逆上せている人は、大きな顔をしている・したがる人が多いものなのですが、実は、契約内容をキチンと理解していない人が多いのですよ。
実感としては、そんな人ばかりだと思っております。
真吾オジサンが、一読したに過ぎない契約内容のことで、逆に「ん? 契約内容はこうなってますよ」と指摘することが多いのです。
洗脳セミナーで講師をしているような人でも、大概はこんなものなのです。
まあ、もともと、法律上どうのこうのとよくいうような人は、最初からこのような世界には近付かない人が多いでしょうからね。
真吾オジサンより
過去の例で申し上げますと、契約内容で問題がなくても、品質で問題になって例も、このマルチ(まがい)商法では、非常に多いのです。
以前に、本屋で、このマルチ(まがい)商法の月刊誌?の「ネットワーク・ビジネス」とかなんとかいうのがあるのですが、これを立ち読みしたことがありますが、率直に申し上げて、荒唐無稽な論理の説明をしている商品が多かったことを記憶しております。
然るべき、化学の辞典や、医学大辞典とかを持っていると、このような荒唐無稽な論理のことに振り回されにくくなれると思います。
真吾オジサンは以前に、このマルチ(まがい)商法の契約書面も多く読みましたが、結構いい加減な契約書面も多かったです。
立派な紙にキレイに印刷された契約書面だったのですが、書いてある内容が・・・
このマルチ(まがい)商法に逆上せている人は、大きな顔をしている・したがる人が多いものなのですが、実は、契約内容をキチンと理解していない人が多いのですよ。
実感としては、そんな人ばかりだと思っております。
真吾オジサンが、一読したに過ぎない契約内容のことで、逆に「ん? 契約内容はこうなってますよ」と指摘することが多いのです。
洗脳セミナーで講師をしているような人でも、大概はこんなものなのです。
まあ、もともと、法律上どうのこうのとよくいうような人は、最初からこのような世界には近付かない人が多いでしょうからね。
真吾オジサンより
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