愛染苑山久モニター事件について。 その５

さて、今回の記事は、

「愛染苑山久モニター事件」について書きます。

「その４」の続きです。



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Ｂ信販の加盟店審査に関する第２次機関である

リスクマネージメント部がリスク管理の側面から

～営業開発部の報告する資料を検討することにしたのですが、

リスクマネジメント部も、愛染苑山久との

加盟店契約締結に問題なしと判断したのです。



で、平成１１年５月１２日に、Ｂ信販と愛染苑山久は

加盟店契約を締結したのです。



このころの愛染苑山久は、ある意味、勢い？があったのです。

１度の展示会で、１億以上の売り上げがあったのです。

勿論、顧客も多く展示会に訪れていたのです。


Ｂ信販は、その展示会に、従業員を派遣して、

その場で、顧客と面談をして、

立替払い契約の申し込みを受けておりました。



ところで、実は、Ｂ信販は、

東京支店とリスクマネージメント部で、

愛染苑山久が不正な販売方法をしないように

管理する体制にしていたらしいのです。

そうしていると・・・


ある人から、愛染苑山久がモニター商法をしていると、

申し立てを受けたのです。


で、愛染苑山久の経営幹部に、Ｂ信販は、確認をしたのですが、

この幹部は否定したのです。


さらに、Ｂ信販は、愛染苑山久から商品を購入して、

Ｂ信販と立替払い契約を締結した顧客の中から、

３０名ほどを無作為に抽出し、電話をかけました。


愛染苑山久と売買契約以外に

何か特別な約束事はなかったのですか？

ということです。


話の出来た１０名ほどの方からは、

誰もそれを認める人がいなかったらしいのです。



さらに、Ｂ信販は、平成１１年７月９日、

消費生活センターを訪問して、

愛染苑山久に関する相談の確認調査を行ったのですが、

そこでも、愛染苑山久の相談の報告はなかったのです。


そして、Ｂ信販は、平成１１年７月中旬ころに、

また、愛染苑山久が、その顧客から、

モニター商法をしているとの連絡を受けたのです。


で、Ｂ信販は、帝国データバンクから、

愛染苑山久に関する調査報告書を取得したうえで、

愛染苑山久に対して、

次回の展示会への参加は中止すると連絡したのです。



さあ、愛染苑山久としては困ったことになりました。


Ｂ信販としても、本音としては、

数字がとれなくなることになるわけですし、

まだ確証がなかったらしいのです。


で、すでに予定されていた７月２８日の展示会を

最後にすることにして、

展示会へ参加するＢ信販の人員も削減することで

愛染苑山久とＢ信販は合意することとなったのです。



Ｂ信販は、平成１１年７月２６日、

再び、消費生活センターを訪問しました。

もう一度、確認調査をしたのですが、

愛染苑山久のモニター商法の相談の報告はなかったのです。



（つづく）

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