愛染苑山久モニター事件について。 その６

さて、今回の記事も、

愛染苑山久モニター事件について書きます。


今日の記事は、その５の続きです。

まだ、この記事をご覧になられていらっしゃらない方は、

「リンク」のところの「記事一覧表」のところを、

クリックしてして頂けますと、

直ぐに、見つけて頂けると思います。



Ｂ信販は、平成１１年７月２８日の展示会への参加を最後に、

愛染苑山久との間で取引をしていなかったのですが、

日本消費者協会から、

愛染苑山久に関する相談が寄せられている旨の連絡が来たのです。


そこで、Ｂ信販は、平成１１年８月４日、

日本消費者協会を訪問したのです。


そこで、Ｂ信販は、愛染苑山久の顧客の所持していた

愛染苑山久作成のモニター料の記載された書面の写しと、

信販が顧客あてに発行する立替払いの支払明細書の写しを

確認したのです。


モニター料の記載された書面には、

月々の分割払支払額と同じ額が

愛染苑山久からの支払額として記載されていたのです。


決定的な証拠ですよね。


で、Ｂ信販は、愛染苑山久との取引を停止することを決め、

平成１１年８月５日に、愛染苑山久に対し、

その旨通告したのです。


しかし、そこでも、愛染苑山久は、

モニター商法の存在を否定したのです。



しかし、Ｂ信販は、ここで見切りをつけたようです。



愛染苑山久としては、また困ったことになったわけです。

そこで、別の大手の信販のＣ信販、Ｄ信販と

加盟店契約を締結しようとしたのですが、

商品の仕入れ先の丸友に、もう、

商品代金を支払うことができないようになっていたのです。



丸友は急速に経営が悪化したわけです。

で、丸友としては、やむを得ないということだったのでしょうね、

平成１１年１１月に、愛染苑山久から商品を引き揚げたのです。



そうなると、愛染苑山久は、事業が継続できるはずもなく、

破綻となったわけです。

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