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さて、今回の記事は、久しぶりに

「新老人について」を書きます。



まだ、以前の「新老人について」の記事をご覧になられていない方は、

「リンク」のところの「記事の一覧」のところを、クリックして下さいね。

直ぐに、見つけて頂けることと思います。




和田秀樹著「困った老人と上手につきあう方法」(宝島社)に、

このようなことが書いてあります。

引用させて頂きますね。



藤原智美さんが、著書「暴走老人!」の中で、

表層的に笑顔を装う労働、

自尊心に奉仕するサービス、

丁寧化するコミュニケーション――

これらの「感情労働」が日常に蔓延していることを指摘している。


多くの困った老人の受け皿になっているのが、

その息子、娘、嫁の世代、

そして藤原さんが書いているように、

役所の職員やファミリーレストランのウエイトレスといった、

いわゆる感情労働をする人たちだ。

さらに今は、病院もほとんどサービス業と化し、

「患者」は「お客様」へと格上げされた。

医師も看護師も、窓口で受付などを行う職員も、

「患者様」とその家族を相手とする感情労働化が進んでいる。

(略)


そして、そういう役所や病院を利用する側の意識も

昔とはまったく変わってきている。

資本主義化が進んで感情労働の現場が増えてきた結果、

昔なら敬遠されたクレーマー的な行為も

「当然の権利」として許されるようになった。


困った老人は知能の面ではボケているわけではないから、

クレームや文句を言っていい相手、ぶつけやすい相手を

ちゃんとわかって、選んでいるところもある。

(略)


困った老人たちの矛先が向かう相手は限られてくる。

だから、その受け皿になる家族や、

老人を相手にする感情労働の従事者たちは辟易し、

対応に疲れきってしまうのだ。

(略)




と、書いてあります。  ^^;



書き忘れていましたが、「感情労働」についても

真吾オジサンは、過去の記事に書いております。

こちらも、ぜひ、ご覧になって下さいね。 ^^




この困った老人、新老人の矛先は、宝石店にも向いているのです。

高額の宝石を扱っておられるお店などは、特にそうでしょう。




高額の宝石を販売される方は、

「昔、お世話になった」とか、

「今後も、どうぞ宜しくお願いします」という気持ちがあって、

その顧客に対して、そう厳しいことをいうものではないと思います。


宝石店のこのような思いやりの心に、

この新老人は、付け込んでくるわけですね。 ^^;

「付け込まないと損!」くらいにしてくるものなのです。


本当に、ぼんくら老人ですよね。  ^^;




高齢者に過量販売した残念な事件がありました。

良くないことです。


ただ、背景には、このような新老人が増えている

-実感としては、そのような高齢者が圧倒的に多い-

ことにも、この問題では見ないとならないことです。



本当に、恥もくそもない高齢者が多いように思います。

老害社会と言わざるを得ないようにさえ思います。


とても、残念なことです。


高齢者には、円熟という言葉がふさわしいようにあって頂きたいものです。




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