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皆様は、この「阿波の大真珠」というのをご存知でしたか? ^^

「日本書紀」に出てくるお話です。


このお話は、天皇が淡路島に猟においでになられたとき、大鹿・猿・猪などが山谷にいたのですが、

どういうわけか、一日中で一匹も得ることがなかったのです。

そこで占いをされたところ、島の神が祟っていわれるには、

「獣がとれないのは私の心によるのだ。

 明石の海の底に真珠がある。

 その珠を私に供えて祀れば、獲物はすべて得られよう」と。


それでは、ということで方々の海人を集めて、明石の海の底に潜らせたのです。

ところが、海が深くて、底へつくことができなかったのです。


しかし、阿波国の長邑に男狭磯(おさし)という海人がおりました。

この海人は非常に勝れた海人だったのです。

この海人が腰に縄をつけて海底に潜りました。


しばらくしてから、海からでてきた男狭磯は、

「海の底に大きなあわびがおりました。 そこは光っておりました。」というではありませんか。


衆人は「島の神が欲しておられる珠は、きっとそのあわびの腹にあるのだ」といいます。


また男狭磯は潜って、今度はその大あわびを抱いて帰ってきました。

残念なことに、男狭磯はそこで息絶えました。


その大あわびを割きました。

本当に真珠がその大あわびの腹の中にあったのです。

何と、その大きさは桃の実ほどもあったのです。  (◎о◎)


そこで、その真珠を供え、島の神のお祀りをして猟をされました。

とれること、とれること。  ^^


ただ、男狭磯が死んでしまわれたことを悲しんで、墓をつくられて厚く葬られたそうです。



と、こういうお話です。  ^^

楽しんで頂けましたしょうか?  ^^


真珠をお持ちの方・いつかは真珠を買いたいなと思われておられる方は、

ぜひ、このお話を覚えておきましょうね。  ^^

きっと、その方が楽しいと思いますよ。




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