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リンク・フリーです。


さて、今回の記事は、愛染蔵問題について書きます。


愛染蔵が破産したのは2006年3月です。

結構、昔の話になってしまいました。



この問題を振り返ってみようと思います。


この問題を知らない若い方もいらっしゃることでしょうから、

割と、詳しく書こうと思っております。


この愛染蔵の問題は、決して昔話ではないと、真吾オジサンは思っております。


愛染蔵と同じようなことをしようとする会社は、

必ずや、また出てくるだろうと思っております。

愛染蔵以上に、手口が巧妙化した会社がでてくるであろうと思っております。


そうした会社の被害者にならないように、ほんの少しでもお役にたてれば、

この記事を書いている甲斐があります。



まずは、愛染蔵のコマーシャルの動画をご覧頂きましょうね。

 愛染蔵 コマーシャル

 愛染蔵 コマーシャル

 京都さやさや


関西の方は、きっと思いだされたことでしょうね。


この愛染蔵は、もちろん、呉服の小売店でした。



もう10年前以上に、大阪地裁岸和田支部で、木村達也先生が、

呉服の過量販売の訴訟を担当をされました。


この事件は、約3年の間に、55歳の主婦に、

合計7300万円もの、呉服・貴金属・皮ジャンパーを売りつけていたという事件だったのです。

このうち、19件もクレジット契約を結ばせていたのです。

しかも、そのうちの11件は、他人名義だったのです。


 
で、木村達也先生は、これは不法行為だと争われたのです。


しかし、裁判所は、それを認めなかったのです。


そのような不本意な敗訴をされた木村達也先生なのですが、

それ以降も、過量販売を消費者問題として取り上げねばと、訴え続けられたのです。


そこに毎日新聞の前田幹夫記者らが、呉服違法販売キャンペーンをされたのです。

こうして世論の喚起となったのだそうです。


そこで、多くの弁護士・司法書士の方々が集まり、

「呉服過量販売対策会議」の結成となったのです。


愛染蔵の販売員を7年していた課長の告発が残っております。


これには驚きの事実が書かれてありました。


これも書いてしまいましょうね。


まず、社員の採用の問題がありますよね。

しかし、愛染蔵は問題が多い会社だったので、定着率が非常に悪かったのです。

毎週、求人情報誌に見出しの大きな広告を出したりして、

常時、求人募集をしていたのです。



何と、毎週15人の新入(営業)社員が採用されていたというのです。 \(◎о◎)/


採用基準は、既婚者、素直な人、正直な人、転職経験の少ない人、

一度社会に出て挫折の経験をした人を特に採用していたというのです。



で、見事?採用と決まったら、

いきなり3ヶ月間もの、「山ごもり」の研修が待っていたのです。

座禅などや、顧客の心理について、みっちりたたき込まれるのだそうです。


この研修の最終日には、無銭で、おにぎり二つと水だけを持って、

夜中に、山中を35km走破するという、夜間マラソンが待っていたというのです。 ^^;


この研修で、採用者の大半は脱落したそうです。



(つづく)


 愛染蔵問題について。 その2

 愛染蔵問題について。 その3

 愛染蔵問題について。 その4

 愛染蔵問題について。 その5


 宝石メモ・ブログ カテゴリ【過量販売問題について】(タイトル名も分かります)



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