店舗レイアウトについて。 その８ 第１磁石について。

リンク・フリーです


さて今回の記事も店舗レイアウトについてです。

今回は第１磁石についてです。


以前の記事にも書きましたが、この磁石とは、

お客を店頭から売場の奥へと誘導する商品のことです。

「マグネット」ともいうわけです。


この磁石の存在がレイアウトの理論では

売場を「活気」づけるとされております。


この磁石売場づくりこそが、

レイアウトの理論では、心理的誘導条件の代表ともされているのです。



で、この第１磁石売場ってなんよ？

ということになることでしょうが、

これは主通路の両側のことなのです。


先日の記事に書きましたが、

コの字型の通路があるでしょう？

スーパーの場合でしたら。


このコの字の両側の売場を第１磁石売場というのです。


ここには、

①消費量の多い商品

②消費頻度の多い商品

③主力商品

④買付け力が強い商品

を並べるのが良いとされているのです。



これを言い変えますと、購入量と購入頻度とが大きい商品、

つまり大衆品（everybody goods）・実用品(everyday goods)

の性質をよりもった商品をこの第１磁石には置くべし！

ということですよね。　＾＾



家電量販店の場合でしたら、この第１磁石売場に乾電池とか、

小型家電を置くと良いということになるわけです。


スーパーならほぼ毎日食べるようなものがいいということになるのです。

野菜とか卵とかゆで麺とか肉類とかね。


衣料品なら、ここには勝負服のようなものではなく、

靴下とか肌着・下着とかが良いということになるのです。



こう書くと、

「あれ、でもあそこのお店はこうなっていないわよ・・・」

こういう例もきっと頭に浮かばれることでしょう。


こういうお店だからといって

別に良からぬお店というものでもないのでしょうけれど、

店舗のレイアウトという面から見ますと、

疑問の残るといいますか、

有効に売場を生かしきれていないお店ともいえるかもしれませんね。　＾＾


こういう店舗では、第１磁石売場を計画的に考えていない可能性が高いですからね。


こういう意味においては不勉強なお店とも言えるかもしれませんね。　＾＾；



今回の記事は、

「俺・私の仕事の場合には話は違うな。当てはまらない」

とは思われないことですね。


本屋さんとかＣＤを売っているお店とかは、

結構な売場面積があっても、

割とこういうところには無頓着な店舗が多いように思いますね。


大体、こういうお店って、何時見ても人のいないスペースがあるでしょう？


こうなっている原因の一つには、

この店舗レイアウトの悪さがあるようにも思ったりするのですが、

どうなんでしょうね？


まあ他人のことをあれこれというものでもないのでしょうけれど、

本当は折角の売場面積が勿体ないな

という気持ちにはなることが多いですね。　＾＾



まあ、兎も角、このブログを御覧の方の中で、

店舗の運営に携わっておられる貴方は、こういうことは知っておきましょうね。

取り入れるか否かは別にしましてね。　＾＾



磁石ということばを御存じなだけでも、

「今ある在庫の商品を取り敢えずは並べておきさえすればいいのだ・・・」

こういう風にはならないはずですからね。　＾＾；


お店のイメージを変えよう！っていうときにも、

この磁石ということを御存じの方がその中にいらっしゃるようでしたら、

要領良くイメージチェンジ出来ることにも繋がりそうですからね。　＾＾



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