明日、死ぬるかもしれぬと思うことで、恥を知ることが出来ると思います。

リンク・フリーです。



日本人って長生きですよね。


高齢者って、口ではもう死ぬかもう死ぬかとか言い出すものなのですが、

あんまり本気で言うてはおりませんよね。

思ってもいないように思いますね。


「明日には、もう死んでいるかもしれないな…」

こういう気持ちが多少でもあるようですと、

いいことをするにしろ、碌でもないことをするにしろ、

死生観のあることをされると思いますね。


そう小賢しいことはされないと思いますね。



恥も知ることができるようになれると思いますね。

従いまして老醜ということにはならないと思いますね。


老いも若きもですが、

いつまでもいつまでも生きているような気分の人って、

どうも苦手ですね。


この連中はどうも姑息なことを好むように

真吾オジサンなどには見えますね。


どうも中途半端な人が多い、この手の人はね。


労働組合のようなもんで、ほどほどにごねて、

他人からの譲歩を引き出したがるようなことをする人が多いように思うのですが、

どうなんでしょうね？


死生観が常に頭の中にあるようでしたら、

ほどほどにごねる・・・


こうはされないでしょう？



ということで、人間には

「明日、自分は死ぬるかもしれぬ」

「明日、私は事故か何かで死ぬることがあっても悔いはない」

このくらいの気持ちもどこかには持っておきたいものですよね。



俳諧の松尾芭蕉は句を拵えるときは常に、

辞世の句のつもりで俳句を拵えたそうですよ。


なので、現代人でも心動かされる句も残されているわけです。



凡人はなかなかこうはいかぬことでしょうけれど、

でも及ばずながらも、このくらいの気持ちをより持つことも

今の日本人には必要なことのように思いますね。



アンチ・エイジングや健康のことに精を出すのもいいのですが、

まあ、まずはこの死生観をそれぞれに持てるようになってからに

したいものですよね。




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