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リンク・フリーです。


先日、久しぶりに中村うさぎさんの本を読んだのです。

ちょっと面白いことが書かれてありました。 ^^


今回の記事はこれを紹介させて頂きましょうね。





男に屈服したいという性



世の中には、「女を壊す男」という種族が存在する。

恋人(あるいは妻)となった女の欠点を細かくあげつらい、

「おまえなんかダメだ」

と執拗に責めたて、相手の自我を崩壊させる。

そして、自己否定の塊となってボロボロになった女の耳に、

「だから俺がいなきゃ、おまえはどうしようもない生き物なんだよ」

と吹き込んで、相手を意のままに支配しようとするのである。

言ってみりゃ、自我が崩壊して荒地と化した女の心に、

「俺様神殿」を建てるワケですよ。

女にとって自分だけが「唯一神」になるよう、洗脳するのね。


こういうタイプの亜流として、最近では

「似非セラピスト」タイプっつーのもいるらしい。

こいつは頭ごなしに女を叱責こそしないものの、

優しく悩み相談に乗るふりをしながら

「自分ではノーマルなつもりかもしれないけど、君はホントは心を病んでるんだ。

 そういうのを境界性人格障害といってね・・・」

などと素人判断し、もっともらしい心理学用語を並べて

相手を本物の病気に追い込んでしまうという、これまた恐ろしい男なのだ。

女は自分が病んでいると思い込んで自信を失くし、

生きるのが不安になって、そのセラピスト男に縋りつく。

抑うつ状態に陥って自殺未遂などをするようになり、

そのたびに男がヒーローのように彼女の世話をして、

ついには彼女にとって無くてはならない「唯一神」となるのである。


で、どのタイプも、女を壊すだけ壊しといて、

手に負えなくなると放り出す。

見捨てられた女はますます病んで、依存症やらストーカーやらリストカッターやら、

いわゆる「壊れた女」として、

その後の人生を破滅的に歩んでいくのであった。

うーむ、怖い。

でもね、こういう男、結構いるんだよ。

本人自身が間違いなく人格障害者なんだと思うけど、

もちろん自分はマトモだと思ってるから、反省もなく同じことを繰り返す。

そして「俺って面倒見がいいから、ついつい病んでいる女を引き寄せちゃうんだよなぁ」

などと平然と言い放つのだ。


しかし、それにしても、だ。

このような男に洗脳されて、本当に壊れてしまう女って、

どういう心理構造なのだろう。

私が思うに、こういう女たちに共通する傾向があって、それは

「向上心が強く、自己評価が低く、自分はもっと成長しなくちゃダメだ、

 と思い込んでいるタイプ」なのである。

まぁ、真面目なんだよね、基本的に。

自分を甘やかしたらダメになると思い込んでいるから、

ついつい自分に厳しい点数をつける男を求め、そいつに依存する。



彼女たちはおそらく、子どもの頃から親にきちんと評価してもらえなかったのだろう。

甘やかしたらダメになるという親心からか、それとも別の理由なのか、

子どもに必要以上に厳しく接しすぎる親だったのだ。

だから、彼女たちはいつも自分の存在に「罪悪感」を抱いている。

「ありのままの自分」には何の価値もない、

自己改造しなくちゃ生きてる意味がない、と、

ひたすらに己を叱咤するのだ。

そういう女が「言葉のDV男」や「似非セラピスト」に巡り会ってしまうと、

その自己改造願望が自己破壊へと姿を変えて、

自滅という形で己を罰するようになる。

彼女たちにとって、それは贖罪行為なのだ。

「ダメな私」を徹底的に破壊することがね。



もちろん、親に厳しく(つーか否定的に)育てられた子どもは、

女に限らず男にもいるだろうけど、自罰傾向や自己破壊傾向は、

もっぱら女に多いような気がする。

それは何故かっつーと、やっぱり女に「受け身」タイプが多いからだ。

教え導く側ではなく、指導される側。

支配する立場ではなく、支配される立場。

多くの女たちは半ば無意識に「そちら側」を選んでしまうため、

神や暴君となって他人を支配したがる男に屈服し、

彼らを崇拝すらしてしまうのである。



つまり、女ってのは、そもそも「神」を求めてるのよ。

自分が「神」になるなんて、思いも寄らない。

誰かが「神」となって目の前に降臨してくれるのを、常に待ち望んでいるの。

白雪姫やシンデレラのように、救いの王子様が現れなければ、

永遠に無力のまま眠っているか炉端掃除をしてるしかないダメ女・・・

そんなふうに、自分の立場を定義してしまっているのだ。

しかも、より力強く自信に満ちた「王子様」(あるいは「神」)に

自分が選ばれ愛される、という、その点こそが

「女としての快感」に繋がってるもんだから、ますます始末に負えない。

たとえ王子様が暴君だったとしても、

「暴君に仕える健気なハシタメ」状態に

マゾヒスティックな恍惚感すら覚えてしまって、ボロボロになるまで目が覚めないのだ。

そう、ここでもやっぱり女は「愛する側」ではなく「愛される側」を選んでしまう。

だって、彼女たちにとって「受け身」こそが女の快感なんだもの。



このような性癖は、もちろん、私自身の中にもある。

男に支配されるのは懲り懲りだし、

むしろ実生活では男なんかに負けたくない気の強い女のくせに、

ベットの中では受け身になってヒィヒィ言わされたいワケですよ。

自分で言ってて、気持ち悪いけど(笑)。

つまり、どこかで「男に屈服したい」のね。

社会的には誰にも屈服したくないけど、

セックスでは、むしろ負けたい、犯されたい。

それがジェンダー差別に繋がろうとも、

そこがエロツボなんだから仕方ないじゃん!

押し倒されないと燃えないのよっ・・・って、

何を興奮してるんだ、私(苦笑)。



とにかく、多くの女は「受け身」であることを望み、

その精神構造ゆえに支配欲の強い壊れた男の餌食になって、

自滅的に生きていく羽目に陥るのである。

女の地獄は、女であることの快感に繋がっているのだ。

ああ、諸君、なんと悲しい性だろう。





昨日の記事に洗脳のことも書いたばかりですが、

まあ、これは言わぬことにしましょうね。 ^^:



この中村うさぎさんは、兎も角、正直なのがいいですね。 ^^:

真吾オジサンは、中村うさぎさんの本で文庫本になっているものでしたら、

大概は持っているのです。 ^^


到底、おっしゃる通り!って思えないことも

本当は多いのですけれど、

「へ~、女性ってこのくらいのことは思われているものなんだな」

となるので、勉強というほどでもないのですが、

参考にはしているのです。 ^^



こういう露骨といえば露骨な表現を多くの女性はされないものですので、

男性の目には女性の言動に理解に苦しむことも多いのです。 ^^:


そういうときにこの中村うさぎさんの本をあれこれと読んでいるうちに

「もしかしたら、こういうことだったのかな・・・?」

このくらいの気持ちになれることも多いのです。 ^^


まあ、それが妥当なのかどうかまでは知りませんけれどね。 ^^:



男性諸君は一度は、この中村うさぎさんの本を御覧になられるといいですよ。

結構笑わせてもらえますしね。 ^^


女性を理解するための一助にはきっとなるはずだと思いますよ。




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