フランチャイズ・システムの研修のトラブルについて。

リンク・フリーです。



さて今回の記事もフランチャイズ・システムについて書きます。


このフランチャイズ・システム、

それが良かれ悪しかれ、この研修は必要になるシステムだと思いますね。


そうしないと、統一的なサービスとでもいいましょうか、

そういうことにならないことになってしまいますもんね。　＾＾：


それに、以前にも書きましたが、商売の素人さんも多いわけですね。

なので、こうした研修もしないでいきなり開業をさせるというのは、

まあ、現実的ではないですよね。

ペーパードライバーのようなことで、商売ができるわけもないですからね。



で、この研修なのですが、これは

開業前の研修と、開業後の研修とがあるのです。



開業前の研修（初期研修）は大体１カ月以内のところが多いそうです。

２～３カ月程度かけるところもあるそうですけれどね。


ここで、

①講義形式の研修

②実務研修（OJT）

が行われるわけですね。



開業後も、一般的には、スーパーバイザー等による

継続的な経営指導が行われるのです。


他にも、定期的にフランチャイジーさんを

フランチャイザーのセンターに集めて研修をすることもあるのです。



ちなみにこの研修の費用は、

フランチャイジーさんの負担ということが多いようですね。

交通費もそうですね。




で、どういうトラブルが起こっとるんよ・・・？

こういうことになりますよね。



これ、フランチャイズ契約締結時に説明されていたような研修が

実施されなかったとか、

研修は実施されたものの、その内容は、

極めて不十分なものに過ぎなかった・・・

こういうことがあるわけですね。　　＾＾：



こういうことでは、フランチャイジーさんは困るわけですね。　＾＾：


「ナンボ、このために手間と金をかけたのだと思っているのだ！！！」

まあ、こうなることでしょうね。　　＾＾：




この問題について、過去に裁判例があるのです。


某焼き鳥居酒屋チェーン店でこういうことがあったそうなのです。



焼き鳥居酒屋チェーンの加入者が、そのチェーンの本部に対して、

不法行為・債務不履行等で損害賠償請求したのです。



３ヶ月半にわたる直営店等での実務研修があったのです。

この研修について、加入者が、

「この研修内容は注文取りや簡単な調理のみであって、

　当該研修は研修費を徴収しながら無給で働かせるための悪質な搾取である」

と主張したそうです。


ただ、この主張を裁判所は斥けたそうです。



もう少し、この事件がどんなだったかを知りたいのですが、

ここはよく知りません。　＾＾：


ただ、何となくなのですが、察しはつきますよね。　＾＾：


研修費用まで徴収しておいて、

しかるべきノウハウを教えることもなく、

無給で働かせる・・・




この平成濁世のことですから、

このくらいのことはざらにありそうなことですからね。　　＾＾：



研修で教える内容が充実していないと、

まあ裁判所があれこれ、フランチャイザーがあれこれ言うたところで、

まあ碌なもんではないですよね。　　＾＾：




フランチャイズ・システムには、

こういう風に悪用されかねない面も本当は多いことは知っておいて下さいね。


できれば、何のフランチャイズの契約書でもいいですから、

ぜひ一度はそれを熟読されて下さいね。

きっと世間勉強にはなるはずですからね。　＾＾


このブログを御覧の方はこれらのことをどうぞご記憶のほど。　＾＾




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