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リンク・フリーです。


さて、今回の記事から何回かに分けて

本当の教育者について書きたいと思います。


真吾オジサンは学生の頃、家庭教師をしておりました。


教えたのは、中学3年生の柔道部に所属している男子でした。

勉強をする気はゼロ。

集中力もゼロ。 ^^:

入れそうな高校が見当たらないほどの成績の悪い子でした。 ^^:


その母親のいうところによりますと、文化祭とかの学校のイベントの時には

人が変わったように、きらきらと目を輝かしているような子でした。 ^^:


もともとは塾に通わせていたのです。

しかし、塾では同級生と話が盛り上がって、

一向に勉強をしようとしなかったらしいのです。 ^^:


それで、「このままでは、どこの高校にも入れなくなるぞ!!!」

というかなり切羽詰まったようなことになって、

金はかかるが家庭教師にしよう、ということになって、

学生の真吾ニイサンがその子を教えることになったのです。



このときに他人に物事を教える苦労というものを、

本当に思い知らさせれました。  ^^:


驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、

期末試験の前日から、その子とカフェイン入りの眠気さましを一緒に飲んで、

徹夜で勉強したことも真吾ニイサンはしておりました。

それも無給でですよ。 ^^:


そこの家庭は旦那がぼんくらだったので、

半母子家庭のようなことになっていたのです。


県営住宅に住んで、その母親は水商売の仕事をして生活費を稼いでおられましたので、

「これ以上金を取っては・・・」

こう思って真吾ニイサンは徹夜でその子を教えたのです。



それに、そこの母親は苦労人だっただけに、

こちらに対して、いろいろとよくして下されておられました。

なので、その恩義にこたえたいという気持ちもあったのです。



今にして思いますと、よく他人のためにああまでできたように思いますね。 ^^

最近ではもう面倒くさくてそこまで到底できませんけれどね。 ^^:



このような経験を学生時代にしたせいもあって、

教育問題については関心ももっているのです。



マスコミであれこれとこの教育問題について報道されておりますよね。


真吾オジサンの見たところ、教育者の腐敗・退廃は

相当に酷いことになっているように思いますね。

あり得ないことが多すぎだと思いますよ。


真吾オジサンの目には、熱い気持ちをもち続けて教育現場に立っているようには、

申し訳ないのですが、到底思えないですね。



この平成濁世のことなので、それなりの背景もあって

そういうことになっているのでしょうけれども、

しかしそれにしても・・・

こう言いたくもなりますよね。



「では、どういう教育者がいいというのだ?」

という反論もきっと出ることでしょう。 ^^


これについては、後々、記事に必ず書きますので

まあそれはお楽しみのほど。 ^^




話は突然変わりますが、飯島愛さんのことはまだご記憶のことですよね。

テレビのバラエティ番組によく出ておられた女性でしたよね。

また所謂「AV女優」の方でもありましたよね。


この飯島愛さんといいますと、「プラトニック・セックス」のことを思い出される方も

多いことでしょうね。

30代の女性くらいなら多いのではないかと思います。



この飯島愛さんは、いわゆる問題の多い少女でもあったようですね。

不良少女だったわけです。


多分、この飯島愛さんのことを書きますと、

嫌悪感を覚える女性の方もきっと多いことでしょう。


「不良少女だった上に、AV女優のようなことまでして・・・

 それにテレビに出ていたときも下品だったわよね、あの女。

 親の顔が見たくもなるわね・・・」


このくらいの気持ちになられる女性の方もきっと多いことでしょう。

そんなもんではないかと思いますね。

そう思われる方のほうがまともなような気もします。 ^^:


ただ・・・


一応は以下に書くことを御覧になられて見て下さいね。

真吾オジサンなどはそう悪い女性でもなかったように思えるのですよ。


この「プラトニック・セックス」から引用させて頂きますね。






父は、小柄な人だった。

『サザエさん』に出てくる波平さんのひげをとったら、父になる。

波平さんと違うのは、めったに笑ったことがなく、

いつも銀ぶち眼鏡の奥から、私を監視していたことだ。


小学校低学年のときの通知表を見ると、”内向的”と書かれてある。

授業中、手を挙げることもできず、

先生に話しかけられても何も答えられない。

すぐ、下を向いて縮こまる。

先生が耳を私の口に持っていっても、私の消え入りそうな声は聞き取れなかった。

「ああしなさい」「こうしなさい」といわれ続け、できないと怒鳴られ続けた私は、

親がいない学校では何もできなくなっていたのだ。

余計なことをしたら怒られる。

私は、いつも人の目に怯えていた。


父の躾は厳しかった。


例えば、食事中はお茶碗、箸の持ち方に始まり、テーブルにひじをつくと、

容赦なく手が飛んできた。

もちろん、食事中にテレビを見せてもらったことなんかない。

「今日の夕食は何かな」なんて、

楽しい想像をしたことすらない。


(略)

私は食事中に楽しく笑った記憶が少ない。

ただ、好きなテレビ番組が見たい一心で、

食事はさっさと済ませようと心がけていた。


笑わない父の隣で、口数の少ない母はいつも目を吊り上げていた。

母からすれば子どもたちが叱られるということは、遠回しに

「お前の教育がなっていない」

といわれているようなものだった。


「あなたのためだから、あなたのためだから」


ほんとうにそうだろうか。

でも、それが母の口癖だった。


着付けの資格をもっていた母は、家ではよく着物を着ていた。

父に従い、父のいうままにかしづく母は、

世間から見れば理想の妻だ。


でも私にとって、そんな”理想の妻”は、”理想のお母さん”からはかけ離れていた。

母が私に求めていたのは、デキがよくて礼儀正しい”理想の子ども”だった。

しかし私は決してそんな子どもじゃない。


「あなたのためだから」と繰り返され、

学校が終わると、毎日のように習い事。

習い事に追われていたとしかいえない日々だった。

学習塾、ピアノ、そろばん、公文、習字。

父から「姿勢が悪い」といわれ、長刀(なぎなた)を習わされていた時期もあった。

日本舞踊も習わされそうになったけど、

それは私の必死の抵抗でようやく取りやめになった。


学校から塾。

塾が終わると家での気の重い夕食。

夕食がすむと母から「あなたのためだから」と、

勉強するように仕向けられる。


「私の育て方は間違っていない」


そういって母は一層目を吊り上げる。



父が仕事で遅いときはまだいい。


早く帰ってきているときは、有島武郎の『一房の葡萄』など、小説を渡される。

それを声に出して読むように強いられ、本を一冊清書させられる。

その三十分から一時間の間、決まって父は、

私の机の後ろで物差しを持って立っている。

勉強部屋には、父の物差しで手のひらを叩く音だけがする。


「背中が丸まっている」

「集中が足りない」


父は何かにつけて物差しを振り上げた。

そのたびに私はビクッと体を震わせる。

二の腕、手の甲は、いつも赤く腫れ上がっていた。

私は監視している父に怒られまいと、ただそれだけを考えていた。


(略)


あれは小学校4年生の頃だった。


その頃、どうしても友達と観に行きたい映画があった。

たしか、アニメ映画の『白鳥の湖』。

どうしても行きたいけれど、親にお願いしても絶対に許してもらえない。

友達とだけで街に遊びに行くなんてもっての他だった。

そんなことはいわゆる不良のすることだった。


でもどうしても行きたい。

その衝動を抑えきれずに、内緒で観に行ってしまった。

結局親にばれて、家に戻るなり母からさんざん説教。

父が会社から帰って来ると、父からもこっぴどく叱られて、引っぱたかれた。

頬を叩かれる。

一回、二回、三回。


「何で行っちゃいけないの」


泣き叫んで抗議するが、応える代わりにまた、手が飛んでくる。

涙のお蔭で、父の形相も私がいる世界も見えなくなった。

叩かれている音だけが聞こえる。


なんで叩かれてるんだろう。

そればかりを考えていた。


夜、枕に顔を埋めて泣いた。


「絶対、中学生になったら家出する」


心の中で声にならない叫び声をあげた。





今回はここまでにしておきましょうね。


この「プラトニック・セックス」を御覧になれていない方は、

今回のこの記事に驚かれた方も多かったのではないですか?


テレビで映し出されていた姿から、彼女がこういう少女時代を過ごしたと

イメージできた方はおられますか?


「親がキチンと厳しく教育もせずに子どもを放置していたので、

あんな女になったのではないのかしら?」

こう思われていたのではないですか? ^^



AV女優だった女性ということで、

「普通の人間とは違って、もともと出来が悪かったのだな・・・」

こんな風に思われる方もきっと多いことでしょうけれど、

本当にそうなのか?と真吾オジサンなどは思いますね。



次回の記事もこの続きです。 ^^



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