不良債権増加について。

リンク・フリーです。


昨日の日経の記事に

「不良債権増加の胸騒ぎ　再編くすぶる関西金融機関（中）　円滑化法のツケ」

というのがありました。

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返済期限の延長を重ねたが業績は上向かず、金利の支払いにも窮してきた――。大阪府内のある大手信用金庫によれば、そんな中小企業が増えているという。

 

　中小企業金融円滑化法の施行から３年。同法は、金融機関が融資先から返済期限などの条件変更を求められた場合、最大限応じるよう求めている。だが当の金融機関には、再生に役立っているとの実感が乏しい。

　日本経済新聞が11月末に実施したアンケート調査では、「（円滑化法を活用した中小企業の）ほとんどが再生しなかった」という回答が全体の３割を占めた。

　倒産に至る中小企業もじわじわと増えている。円滑化法があるからといって、経営不振の企業が金融機関から追加の融資を受けるのは難しい。その結果、取引先への支払いなどで資金繰りが行き詰まるパターンだ。

　帝国データバンクが円滑化法の利用後に倒産した関西企業を集計したところ、2012年１～６月は前年同時期より約４割多い19件、７～11月は約２倍の42件だった。

　京都北都信用金庫（京都府宮津市）の森屋松吉理事長は「条件変更した企業でも行き詰まるケースが多い」と話す。12年４～９月に同信金の取引先で経営破綻が14件あり、うち４件は融資の条件緩和に応じた企業だったという。

　そんな危うい状況で、円滑化法が終わろうとしている。金融庁は「来年３月末に期限が切れた後も、中小企業が再建計画を示せば不良債権とする必要はない」とするが、すべての金融機関が融資を続けるとは限らない。

　滋賀銀行の吉田郁雄専務は「他行の動きが読めない。不測の事態も考えた対応をしていく」と話す。通常、１社に対して複数の金融機関が融資している。１行が融資を引き揚げた場合、残された金融機関だけで支え続けるのは難しい。

　特に関西の金融機関が神経をとがらせているのがメガバンクの動向だ。ある地方銀行の幹部は「体力のあるメガは貸倒引当金を十分に積んでいるはず」と警戒する。

　関西の金融機関も万一に備えて引当金を積み始めた。アンケート調査で引当金や不良債権の処理損失などを合わせた与信関連費用が13年度に「増える」「やや増える」と答えた金融機関は全体の約半分に達した。

　引き当てのメドが立った時に、関西の金融機関はどう動くか。

　アンケート調査で、円滑化法の期限切れを見据えて融資先にどんな態度で臨むか複数回答で聞いたところ、数こそ全体の１割前後にすぎないものの「リスクに見合った水準に金利引き上げ」「再生ファンドへの債権売却」などがあがった。

　そうした抜本処理が始まれば、関西の金融機関のなかでも体力差が鮮明になりそうだ。

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こういうことが書かれてあったのですが、

信用金庫なので、まあ貸出先は中小零細企業ですよね。


う～ん・・・


兎も角、景気が上向いて欲しいですよね。


個々の企業の再生だけではなく、

日本全体の再生を祈りたくもなりますよね。


元気・活力のある日本を、もう一度！！


こんなことを思わざるを得ないですよね。



折角ですので、これもご覧あれ。


　TDB　特別企画：金融円滑化法に関する金融機関アンケート調査



もう随分前に「四〇〇万企業が哭いている」という本のことについて

記事にあれこれと書きましたが、

あの本に書かれていたようなことがあちこちで

あることになるのかもしれないしれないですね・・・


そうせざるを得なくなる企業もきっと多いはずですからね。


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