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さて、今回の記事は、「石」という漢字について書きます。


石ころの石で、宝石は宝の石ですよね。 ^^


「康煕字典」という漢字の字典があるのですが、

そこに、勿論、この「石」のことも書いてあります。






【增韻】 山骨也。 

【釋名】 山體曰石。 

【易説卦傳】 艮為山。 為小石。

【楊泉物理論】 土精為石。 石氣之核也。 氣之生石。 猶人筋絡之生爪牙也。

【春秋説題詞】 石陰中之陽。 陽中之陰。 陰精補陽。 故山含石。




などと出ております。


昔の人は、山を擬人的に見て、

石を、人における骨のようなものと見ていたのですね。

まあ、どちらも硬いですもんね。 ^^


土の精を石とも見ていたようですね。


石は氣の核(さね)なり、で、気が石を生んでいるともね。

それは、人の爪が伸びるようなもんだとも考えていたのが面白いですよね。 ^^


まあ、漢字は、中国なので、陰陽五行学説の影響ですよね、きっと。

この五行というのは、

木が火を生んで、火が土を生んで、土が金を生んで、

金が水を生んで、水が木を生むとされているのです。




そのお宝の石が、「宝石」と称されているのです。 ^^


桃から生まれた桃太郎のように、

土から生まれた石・宝石と昔の方は考えたのです。


現代で言うところの「堆積岩」だけではないでしょうね、きっと。




ところで、昔の俳人で、川端茅舎という方がこういう句を作っておられます。 ^^


金剛の露一粒や石の上  茅舎


これなんか、さっきの五行でいうと、

石(金)が露(水)を生んだような感じですよね。 ^^



昔の人は、こんな風にきっと、土から石が生まれていると思われたのでしょうね。



宝石をご覧になられるときに、こんなことをあれこれと思ってご覧になるのも

いいもんだと思いますよ。 ^^


「こんな綺麗な宝石は、どんな綺麗な土から生まれたのだろう・・・」とか、

「この宝石の輝きは、土の精の輝きでもあるのね」とかね。 ^^




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