独占禁止法ガイドラインについて。 その１１

リンク・フリーです。


さて今回の記事も独占禁止法ガイドラインについてです。

今回の記事も前々回の記事からの続きです。　＾＾


今回は③の価格制限行為の監視の為の情報活動です。


これは、

「価格制限行為の内容の実施を監視するために、

取引価格、取引先等構成事業者の事業活動の内容について、

情報の収集・提供を行い、

又は構成事業者間の情報交換を促進すること。」

ということです。　



具体例と参りましょうね。



浄化槽用ブロワ製造業者等団体があったのです。


構成事業者の小型浄化槽用のブロワの最低販売価格を決定したのです。

そしてその決定の実行を確保すべく、

構成事業者にその取引先である浄化槽製造業者及び

代理店の名簿を提出させ、

これを各構成事業者に配布し、

さらに、構成事業者に価格引き上げのために行っている得意先との

交渉状況等を報告させる等をしたのです。


これが法律違反とされました。




別にもあります。


アスファルト合材製造業者団体があったのです。


構成事業者のスポット業者向けアスファルト合材の最低販売価格を決定したのです。

そしてその決定の実効を確保すべく、

スポット業者からのアスファルト合材の発注物件について、

その団体に、受注を希望する構成事業者を登録させるとともに、

その契約実績を報告される等したのです。


これも法律違反とされました。



今回の記事にも賛否はあることでしょう。


ところで、こういう事業者団体・その構成事業者って、

笑いが止まらないほど儲かっておりますか？

儲かっていそうですか・・・？


本当のところ、こういうことをされたところで、

そんな風にはなってはいないのではないのか？

と思うのですよ。　＾＾；


なので、ある意味、

「そうせざるを得なかった・・・」

こういう面も本当のところあるのではないですか？



こういう残念といえば残念な事件なのでしょうけれど、

その背景ということにも思いをいたしたいものですよね。


アホみたいな左翼がよくするような大きな声で、

「法律違反！！」

と騒ぎ立てるよりもね。　＾＾；



真吾オジサンなどは、こういうアホみたいな人には

「自分で立派な事業をしてみろよ。

仲間を集めて、夢のような企業を作ってみろよ。

多くの雇用を拵えてみろよ」

こう思っております。　＾＾



まあこのあたりの真吾オジサンの思いはおいておいて、

兎も角、過去にこういう事件があったことは折角の機会ですので

覚えておいてくださいね。


また、「あそこが安い・何時が大安売りの日！！」

という関心ばかりではなく、

企業・そこで働く人たちの奮闘ぶりにも思いを致して下さいね。　＾＾


この濁世では歪んだ奮闘ぶりもあるのも実際の姿だと思います。


でもそれでも、彼らがそうする・そうせざるを得ない背景というものにも

思いを致すくらいのことはしましょうね。　＾＾；



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