独占禁止法ガイドラインについて。 その１０

リンク・フリーです。


さて今回の記事も独占禁止法ガイドラインについて書きます。

今回の記事は前回の記事の続きで、

②の安値品の買い上げの具体例を書きますね。　＾＾



補修用タイヤの販売業者の団体が、

構成事業者の一般夏タイヤの販売価格の引き上げを決定したのですが、

この決定の実効性をはかるべく、

安値品の買い上げ制度を実施したのです。


これが法律違反とされたわけですね。



他にはこんな例もあったそうです。


牛乳製造業者団体事件が、

構成事業者の取引先である量販店の牛乳の最低小売価格を定め、

構成事業者が量販店に対し、

これを遵守するよう要請することなどを決定したのです。


そしてこの決定に基づき、構成事業者がその量販店に要請するとともに、

この要請にもかかわらず最低小売価格以下で

牛乳を販売している量販店について、

その店頭に赴いて当該牛乳の買取りを行ったことのです。



これも法律違反とされたのです。　＾＾；




今回の記事に対して、あれこれと評価もあることでしょう。


モノ・サービスをどう安く買うことしか頭にない人なんかは、

こういうことを知ると、

「とんでもない反社会的団体だ！」

とでも言いたくもなりもするのでしょうけれど、

こういう人がマジョリティ－になっている日本で

今日本の社会がどうなっているのか、

もっと現実の姿を見ましょうね。


新聞くらいは読んで、そこの経済欄・地域経済の欄・三面記事くらいには

毎日目を通すくらいのことはしましょうね。　＾＾；



消費者の利益は大切なこと。

それは言うまでもないことです。


ただ事業者の利益も守ることも大切なこと。

これもまた大切なことにも思いをいたしましょうね。　＾＾



今回の記事は賛否あることでしょうが、

企業・事業者団体が企業・雇用を守ろうとしている姿の方も

見ないとそれは一面的な見方になるように思いますね。



値崩れを防ぐっていうのは、企業にとっては本当に大切なことですからね。


値崩れを防ごうとする企業を

「暴利をむさぼっているとんでもない企業だ！」

とアホみたいな左翼のステレオタイプの思考をして、

大きな声で言いたがる人なんて、

ほとんど悪質クレーマーと変わんないくらいの人ですからね。　＾＾；


多分、まともなところからはどこからも相手にされないような人だと思いますね、

こういう人ってね。　＾＾；



自分の都合・懐具合などで、

都合の方のいいことにしか目に入らない・聞く耳持たない人というのは

本当はどうかな？って思いますよ。


こういう人は、人間の器が小さい人に過ぎないようにも思いますけれどね。



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