（株）銀座審美堂の倒産について。

リンク・フリーです。


さて、今回の記事は、（株）銀座審美堂の倒産について書きます。


遅くなりましたが、先月末に、（株）銀座審美堂さんが、

東京地裁に破産の申請をされたそうです。


負債６億円程度だそうです。



（株）ジュエリー・フォンドの倒産の負債総額のことを思うと

さほどの額ではないのですが、

どこか、これから先に起こるであろうことを

思わざるを得ない倒産のように思います。


この規模の会社なら、あちこちにあるでしょうからね。



大震災の影響で、このような宝石関連の倒産は、

年内は相次ぐのではないか・・・と

真吾オジサンは、非常に懸念をしているのです。



信用調査会社が発表をしない程度の倒産を含めると、

結構な数の倒産・お店をたたんだところが出てこざるを得ないだろうなと思います。


間違いなく、今まで以上の販売不振が襲ってくることでしょう・・・


消費者の宝石のニーズを考えますと、

直ぐに必要な宝石と、大して必要もない宝石のニーズとがあるように思うのですが、

後者の、「大して必要もない宝石のニーズ」が落ち込むことは必至です。


「直ぐにでも必要な（顧客の主観的なものですが）宝石」でも、

「今はね・・・」となりますよね・・・



それでも、お店としては採算を合わせるようにする必要が・・・



今年は駄目でも、では来年ならどうか・・・

さらに２年後なら・・・


う～ん・・・


ある会社のご努力で、徒な店舗拡大で伸ばした売り上げの場合ではなく、

今までの店舗で売り上げを伸ばすことは、

非常に困難と言わざるを得ないですよね・・・


東日本のみならず、西日本でもそうなると思います。



真吾オジサンは、非常にネガティブな発想ですが、

宝石の業界の当面の命運を握っているのは、

金融機関ではないかと思います。


それと今までの内部留保がどれだけあるかだと思います。



（株）ジュエリー・フォンドと（株）銀座審美堂が倒産して、

「ライバルがいなくなって・・・　ヒヒヒ・・・」と内心、思わないでもない・・・

という問題ではないと思います。


もっと大きいものが宝石業界にやってきているように思います。



愛染蔵・たけうちが倒産をして、他の呉服屋さんが儲かる様になりましたか？

ノーですよね。


それと同じことです。



今年は、次の成長を信じ、かつそれを睨んで、

力瘤をつけるときなのかもしれませんね。


その方が大過なく過ごせそうに思います。


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