未払い残業代の請求の波について。

リンク・フリーです。


さて、今回の記事は未払い残業代の請求の波について書きます。


先日、信用調査会社の公表されたものを拝見しておりますと、

この問題が関東・関西地区で相次いでいるそうです。


訴訟までには至らず、弁護士を通じて和解に至るケースが多いのだそうです。



労使関係がギクシャクしているところが増えている訳ですね。



これね、真吾オジサンに言わせれば、

いろいろとその背景があるとは思うのですが、

その原因の一つに、企業間の過当競争の問題があるはずだと思いますよ。


どこも生き残ることに必死な訳ですね。

で、そのしわ寄せで、未払い残業代の問題が起こっている面も

否めないようには思いますね。



それと、生活者・消費者が第一のような社会の空気も、

この問題の背景にはあるようにも思いますね。



よりよい製品・よりよいサービスを求めることは

誰しも無理もないことのようにも思うのですが、

これも程々にしたいものですよね。



「よりよい製品・サービスをどこよりもお安い価格で・・・」


こういうことを絶対的な価値と見做すような社会になると、

こういう残業代未払いの問題にも繋がってくるのです。


製造原価を、不正な方法をとってでも抑えないとならなくなりますからね。

販売費及び一般管理費だって、同様な訳です。



昔、司馬遼太郎さんの本で

「てげてげ」というのを読んだ記憶があります。


この「てげてげ」は、多分、「大概大概」が訛って、「てぇげぇてぇげぇ」、

そして「てげてげ」となったのではないかと思います。


西郷隆盛は九州の人だったので、

このてげてげの人であったと、そこには書かれてあったように思います。



真吾オジサンはね、今の日本に必要なのは、

このてげてげだとも思うのですよ。


消費者保護も、生活者第一の考え方も、てげてげが必要だと思いますよ。


「消費者のために・・・」という論理を振りかざし過ぎれば

国内の産業が疲弊するのです。


真吾オジサンは農業・畜産業・漁業に無縁に生きておりますので、

こうした商品が海外からの輸入品が増えると、

「競争相手が増えて、安く買えるようになった！」

となりまして、目出度いばかりなのですが、

こうなると国内の業界が草臥れ切ったようなことにもなるのです。


このような構図がいろいろな業界で起こっているのではないですか？



こうした背景があるので、

この未払い残業代の問題も・・・

とも思うのですけれどね。



ただ、これはこれで良くないことですけれどね。



笑いが止まらない程の利益を上げている企業が、

こうした未払い残業代の問題があるようなことになっているのでしたら、

これは本当は良くないことだと真吾オジサンは思いますね。



ただ、黒字にするのが精いっぱい、今年もまた赤字になった・・・

こういう企業も世間には実に多いのです。

多いのですどころか、こういう企業の方が圧倒的に多いはずですよ。

今の日本って。


こういう企業の場合には、

真吾オジサンは、あまりにこの問題を言い過ぎるのもどうかな・・・？

と思っております。

無い物ねだりのようなことになりますからね。



まあ、兎も角、今の日本はもう少し働く人に対して

優しい社会にするべきだと思いますよ。

その方がより良い社会になるはずだと、真吾オジサンは思いますけれどね。




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