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リンク・フリーです。


さて今回の記事も金融機関との付き合い方について書きます。


社長! 銀行の手口と戦い方教えます(村本観著)という本に

よりますと、銀行の融資担当者って、単なる駒なんだそうですよ。 ^^;


将棋の駒なわけですね。



こう書いてあります。





■ 融資担当者は単なる駒


(略)

一つの理由は銀行の機構改革にあります。


融資の権限がすべて本部に移ったのです。

支店は本部で決めたことを、

「なにもいわずやりなさい」

ということです。

「この会社は見どころがある」

といった意見を上に具申することはもはやないのです。


支店長でさえ権限がありません。

担当者にいたっては単なる駒でしかないのです。

たとえ担当している会社に対して強い思い入れがあって、

融資したいと思っても、なにもできないのです。

だから担当者が

「社長、融資は大丈夫ですよ」

と言っても、何の確約もないと思って下さい。


本部から下りてくるのは、定量評価のみの格付けによる処理です。

取引先企業を一度も見たこともないオペレーターが格付けを出します。

格付けは、単に自己資本額や自己資本比率といった数値を

パソコンに打ち込んで出てきた結果です。

そこに血の通うはずがありません。


融資担当者はもはや必要ない、それが銀行の現状です。

たまに、やる気にあふれる担当者が

新しい融資案件を銀行に持ちかえると、

まわりからはバカ扱いされてしまいます。

支店長からは

「回収だけやっておきなさい」

と言われて、おしまいです。


これでは、やる気が続くほうが不思議ですね。


たび重なるリストラも、機構改革とともに

担当者をロボット化させています。


かつては支店の融資担当者が一人で受け持つ取引先の件数は、

せいぜい20~30社でした。

社長とじっくりつきあいながら、会社の将来を考えました。

会社が成長すれば、融資担当者は素直に喜べたものです。


ところが、各支店ともどんどんリストラをおこなったせいで、

融資担当者がごそっと減ってしまいました。

担当者がいま見ている会社は一人あたり200社です。

こんなに多くの会社を、一人でフォローできると思いますか。

無理です。

とうてい見きれる数ではありません。

能力の限界を完全に越えています。


だから、本部から下りてくる格付けに全面的に従い、

どんどん処理していかないと仕事が進まないのです。

ただ言われたことをこなすだけです。

こんな職場が楽しいはずがありません。

最近は都市銀行の若いエリートたちがどんどんと辞めて、

かなり問題になっています。

これも自らがまいた種といえるでしょう。


■ 少しでも揉めごとを起こせば飛ばされる


いま、やる気のある銀行員はさっさと辞めてしまいます。

残ったのは本部からの命令に異を唱えず、

ロボットのように仕事をこなす銀行マンばかりです。

実にモラールの低い組織に成り下がっています。


見込みがある会社に新しい融資をしようという心意気はありません。

だからといって債権回収に積極的かというと、そうでもないのです。

うまく債権回収できればいいのですが、

ちょっとでも取引先と揉めごとを起こすとリストラの対象にされます。

見ていてかわいそうなくらいです。

(略)



~社長は刑事事件になどする気はありませんでしたが、

彼の口調がこれまでの信頼関係をないがしろにする、

あまりにひどい言い方だったので、

支店長のところに怒鳴り込みました。

ところが支店長は

「彼がそんなことを言いましたか」

と何でもないような顔をして、部下をかばう様子もありません。


その後、直ぐにこの男性行員は、業績不振の子会社へと飛ばされました。


銀行マンもつらいですね。


昔なら、上司が一喝した後、

「今回の件はこれからの糧にしろよ」

と大目に見たものです。

しかし、いまの時代はそんな余裕すら失われています。

がんばった結果が飛ばされてしまうのですから、

こわくて債権回収にも本腰が入れられません。


(略)





こんなことが書かれてありました。


この本は2003年12月1日に初版発行となっております。

なので、今とは異なることでしょう。


またこの著者の主観も混ざっていることもあるでしょう。



でも、こうした本をあれこれと読みますと、

銀行も不条理なことも本当に多いはずだと思いますね。


笑ってしまいたくなるくらいに、

「銀行はしっかりとしている」

とか

「銀行はきちんとしている」

と有難がる人って今でも世間には非常に多いように思いますね。


これ、田舎の人とか、新聞をとっていてもスポーツ欄とテレビ欄にしか

目を通さないような人に本当に多いように思いますね。


経済欄なんかには一年の内に数度目を通しているかも

疑わしい人になんかに、この手の銀行を笑ってしまいたくなるほどに

有難がっている人が多いように思いますね。 ^^;



この構図、中小企業のオヤジさん・おふくろさんでも、

実は本当に多いんですよ。 ^^;




別に銀行・銀行員をバカにしろ、というのではないのですよ。 ^^;


「銀行・銀行員とはこんなもんなのだな・・・」

といい意味での見切りをある程度はつけられるように心掛けましょうね、

ということが言いたいのです。 ^^


こうなれるためには、銀行のことを書いたお堅いものや、

多少くだけたスタイルで書かれてあるものにも、

一応は時間を見つけて目を通して置くようにしましょうね、

と言っているのです。  ^^



そうしておいた上で、銀行とはビジネスライクな関係を

無理なく続けられるようにしましょうね、ということですね。 ^^



こうした環境で仕事をされておられる銀行員の立場というものも

理解をしてあげないと駄目だとも思いますね。

できればね。 ^^



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