仙台市の（株）エルマンの破産について。

リンク・フリーです。


さて、今回の記事は、（株）エルマンの破産について書きます。


信用調査会社の発表されたところによりますと、

仙台市青葉区の（株）エルマンさんが、

破産の準備に入られたそうです。


宝飾品・貴金属の卸の会社でした。

負債総額は、８億円。


卸先は、百貨店・宝石店。


０５年３月期の売上高は約９億円だったものの、

１０年３月期には約４億円までに落ち込まれたようです。


そして、債務超過に転落・・・


駄目押しは、今回の大震災・・・・



真吾オジサンは、ここ最近、連続して倒産関連のことを書いてきました。

でも、まだまだ、これからもこういう倒産が、

残念なことですが、宝飾品業界には相次ぐものと思われます。


借入金の依存度の高い宝石関連の会社は、

年内は本当に特に頑張らないと・・・



でも、以前の記事にも書きましたが、頑張りようがない・・・


宝石の小売店・卸・製造が、どう頑張ったところで、

個人消費の低迷は、ほとんどどうにもならないように思いますし、

大震災の復興が急激に進むわけでもないのです。


販売員さんが、頑張るといったところで、

押し売りに拍車がかかるくらいのこと・・・

仮に、そうしたところで、去年並みの数字が取れるかも、疑問・・・



阪神・淡路大震災のあと、どうやって被災地の宝石店は生き残ることができたのか・・・

いい例となるようなお店はないのかな？


ただ、今回のは、被災地が広いので、仮にあったところで、

その前例が通用するのか・・・



何時かは、この大震災の夜明けのときも来るはずだと、

真吾オジサンは、さほど根拠もないのですが、そう思ってはいるのですが、

夜明け前に、息が途絶えないようにしないと・・・


人員も含めたリストラ策だけで、この危機を

宝石業界は乗り越えることができるかなぁ・・・



金融機関が、理解を示してくれるかなぁ・・・

消費者団体が、大震災後ということで、「大目に見よう」とでも思ってくれるかなぁ・・・



まあ、消費者団体・運動には期待できないか・・・

先日、野菜の放射能の基準値のことで、申し入れをしていましたからね。


失礼ながら、消費者団体は、

企業と共に栄えよう！という視点は欠けてますしね。

「当面は、多少のことには、目をつむることにします」ということを、

今の消費者運動の期待する方が間違いのように思います。


消費者団体・消費者運動を推進されておられる先生方に、

「過量販売に目をつむっていろ！」

と言っているのではないですよ。


ただ、あまりに些細なことで・・・

ということです。



先日の記事で、クーリング・オフに対する私見を書きましたが、

「ブラックオパールＲ」とクレジットの契約書に書いたところ、

この「Ｒ」では、よくわからん！というというようなことは、

大震災後、復興・復旧を急がねばならない今の日本には・・・


今の時期、そんな難癖をつけるようなことを、あちこちでしていたら、

復興・復旧が本当に遅れますよ・・・


消費者団体・運動が、こうした小さな正義を振りかざし続けていると、

率直に申し上げて、首をくくる宝石店のオヤジさんも

これから多く出てきますよ。


これは宝石店にも限りませんよ。



大震災後、消費者団体・消費者運動も、進化して頂きたいものです。

企業と共に栄える消費者、消費者運動に進化して頂きたいものです。


だれが経営者になったところで、経営がなりたたないような論理を

－小さな正義の論理を－　振りかざしているだけでは駄目だと思います。


こういう論理は、子供じみた、

ないものねだりの論理に過ぎないようにも思いますよ。



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