矢口アサヒ販売（株）の倒産（破産）について。

リンクフリーです。


信用調査会社の発表されたところによりますと、

千葉県流山市西深井の靴卸業の矢口アサヒ販売（株）さんが、自己破産の準備に入られたようです。

負債は、約６億円。



平成１９年６月期には約８億円の売り上げだったのですが、

平成２２年には約３億円まで落ち込まれておられたようです。


販路は百貨店、量販店、スポーツ店、靴の小売店、通販の業者などだったそうです。



ここもリーマンショックかなぁ・・・



ちなみに昭和２９年創業なので、所謂老舗倒産ですよね。



靴はスーパーとかでカートに山積みにされて、

１０００円くらいの大安売りで売っているような御時世ですよね・・・


また、このような靴でもそこそこは使える靴な訳です。

デザインだってそう古ぼけたような靴でもない訳です。

多分中国製だろうと思うのですが、そう悪くもない訳です。



靴の御商売って難しいものなんだと聞いたことはあります。


というのも靴は結構な売り場面積が結構必要な訳です。

でも年々客単価は下がり続けて・・・

こういうことになっているのだという話を聞いたことがあるのです。


そうかもしれませんね。



真吾オジサンは広島市に住んでいるのですが、

郊外の靴の小売店、－そこそこは売り場面積のあるところでしたが－

がここ数年で何店舗かなくなりましたからね。


お店の中に入っても、「セール実施中！！」

とかの広告があちこちうるさいくらいに貼ってあるのですが、

お客さんが入っていないですもんね・・・


よくこれで採算に合うものだ・・・と言わざるを得ないところが

今でも多いのです。



バブル期のころには、

「どーよ、この値段！！！」

という靴もあったものですが、最近、こういう靴って売れているのかなぁ・・・


値段の張る靴がポンポン売れるようなら、

「経費なんて、ちっぽけなことよ！！」

で済むのでしょうけれどね・・・



デフレから早く抜け出したいものですよね。


これ以上、消費者目線の社会にし過ぎても

日本の産業は良くならないよ・・・

日本の社会も良くならないよ・・・


「最近では、こんなに靴を安く買えたわ！！　わ～い！！」

なんて喜んでいるアホな人よりも

業者さんの命のことをもっと考えた方がいいように思いますけれどね。

真吾オジサンなどはそう思いますけれどね。



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