慣性の法則について。

さて、今回の記事は、「慣性の法則」について書きます。



いろいろなビジネス関連の本に、

この「慣性の法則」ということが出てきます。


人間の行動が、変わらないことを指しているようです。


宝石の業界でも、この「慣性の法則」があると思いますよ。

消費者にもありますし、業者さんにもあります。


地球上では、摩擦の問題があるので、

完全な「慣性の法則」にはならないのでしょうが、

ビジネスの書に書いてある「慣性の法則」も、

ずっとそうなり続けるものでもないと思います。



でも、実感として、本当に人間は変わらないように思いますね。



業者さんでしたら、例えば、展示会の売り上げの依存度が高いところは、

やはり、何時まで経っても、そのようなことをしております。

多少、商品を変える・商材を変える・加えるくらいの変化はありますけどね。



消費者にも、この「慣性の法則」がありまして、

「ああいった販売方法は、法律上、本当は問題があるのですよ。」と

真吾オジサンは、過去に消費者にアドバイスしたことがあるのですが、

それで、消費者が改善した経験はほとんどありません。


酷い例は、繰り返し・繰り返し、

マルチまがい商法に上せる消費者？などがその例でしょう。

※　「消費者」と表現としたのは、実態上の問題でそう書きました。



新聞等で問題視されたマルチまがい商法をしていた輩が、

それに懲りて、マルチまがい商法をもうやめたのかと思っていたら、

暫くしたら、また別のマルチまがい商法に上せて、

「今度は本物！」とか言っているでしょう。　　＾＾


マルチまがい商法でなくても、「和牛商法」だったりね。　　　＾＾；



で、真吾オジサンは、最近では、こういう人は、

「あの人は、もともと、そういう人なんだ」と思うことにしております。



こういった例のように、

人間の「慣性の法則」はあまり良くないことが多いように思います。



孔子が、「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」と教えております。



人間は、急に大きく変われるものではないように思います。

しかし、千里の道も一歩からで、こうしたご努力を続けられると、

数年後には、結構変われるものだと思います。



変われないことは良くないことです。

年寄りが、相当な偏見で、繰り言を言い続けているようなものです。

若い方でも、中年の方でも、変わり続けないと、

あなたも、きっと、この年寄りのようにそのうちなることでしょうね。



実は、真吾オジサンは、昔、病院に勤務していたことがあるので、

このような変われない年寄り・老害を多く見てきました。



余程、信念のように思っているようなことならば、話は別ですが、

他愛もないことにすら、変わることを拒む人が多いのです。


まあ、変われない人は駄目だよ。

まわりに迷惑をかけ続けていても、何とも思わない人になりやすいので。



宝石の仕事でも、同じことだと思いますよ。

過去の延長線上もいいのですが、それとは別に、

全く異なることにチャレンジしてみることはいいことのように思います。

今までとは、異なった考え方もできるようになりますし、

人脈もできてきます。

そのうち、以前の私は、

なんて視野の狭い人間だったのだろうと思うことでしょうね。


自分が「慣性の法則」の中にいたこと、

惰性で生きてきたことにも気づかれることでしょうね。



今日の記事は、若い方にも読んでいただきたいのですが、

できれば宝石のベテランの方に読んでいただきなぁ・・・


真吾オジサンは、別に、宝石のベテランさんのご経験を

「軽し」と思っているのではないのです。

そうではなくて、このご経験が、反面、

御自身の手かせ足かせになっていることにも

思いを致して貰いたいのです。


真吾オジサンに言わせれば、

この経験というものは、細かい修正は割と簡単にできると思うのですが、

大枠まで大きく変えるという変化には、反って、邪魔になるのです。

で、時代から取り残されると・・・

高齢者の繰り言を他人事と思っては駄目ですよ。

然るべきご努力をされ続けられないと、

あなたも、まずそうなるのです。



そう思われませんか？

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