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さて、今回の記事は、真珠養殖の工程について書きます。



ジュエリーコーディネーター検定の本に

この真珠養殖の工程について書いてもありますよね。 

業者さんなら、まあ、ご存知のことでしょうが。 ^^



この本は、非常に分かりやすくて良い本でしたので、

宝石に関心のある方にも、ぜひ、ご覧いただきたいものですね。 ^^

非常におススメですよ。 ^^



この本には、真珠養殖の工程について

5つに分けて書いてあります。


① 母貝の確保と育成。

② 仕立て。

③ 挿核手術。

④ 養生および海事作業。

⑤ 浜揚げ。



の5つに分けて書いてあります。



今回の記事には、①の「母貝の確保と育成」と②の「仕立て」のところを

引用させて頂きましょうね。

業者さんでない方でしたら、非常に勉強になると思いますよ。 ^^





1) 母貝の確保と育成


大量のアコヤ貝の安定確保ということが産業としての

真珠養殖の鍵を握っています。


かつては海女が潜って自然に棲息している貝を採取していた時代もありました。

現在は二つの方法で大量の貝を確保しています。


ひとつは「天然採苗」(てんねんさいびょう)という方法です。

アコヤ貝の受精は海中で行われます。

受精卵は稚貝となって約20日間海の中で浮遊生活を送ります。

それから本来の付着生活に入ります。

ちょうどその頃を狙って、海中に杉の葉などの被付着物を

投げ入れますと、稚貝はそれに付着します。

こうして大量の稚貝を採取してそれを育成していくという方法です。



もうひとつの方法は「人工採苗」といいます。

これは貝の雄と雌を水槽に入れその中で受精させるというやり方です。

非常に効率的のようですが、厳密な海水のろ過が要求されますし、

えさであるプランクトンの大量確保など技術的には

一定の困難さを伴います。

付着期以降の育成は海で行われます。




2) 仕立て


挿核手術は貝にとっても大変な刺激と苦痛を伴います。

そのための死亡や脱核あるいは低品質真珠の出現などの

多くの弊害が見られます。

これを防ぐために行われるのが仕立てです。


アコヤ貝の活動は水の流れの速さに比例しますので、

水の流通のしにくい特殊なかごに長期間入れておきますと

貝の活力が抑制され、生殖巣の発達も抑えられます。


これらの仕立てを行われた貝は、

その活力が抑制されているため、

挿核手術のショックにも過剰の反応を示しません。

そのため様々な面で良い結果を生みますので、

養殖工程の中でも最重要工程のひとつになっています。






こう書いてあります。


真珠をご覧になられる機会には、今日の記事に書いたようなことにも

ぜひ、思いをはせて下さいね。


きっと楽しいはずですからね。 ^^


(つづく)



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