感情労働について。

真吾オジサンは思うのです。

この宝石の販売のお仕事言うものは、感情労働であると。


また問題発言かもしれませが、

宝石は持っていなくても、率直に申し上げて、

生活に困るものではないのです。

居直りさえすれば、別にどうってことはないものだと思います。


ただ、宝石に対する憧れのような気持ちを

全くなくしてしまうことは難しいでしょうけどね。　　＾＾


リーマンショック以降、宝石の業界は、

以前にもまして、一段と苦しくなっているように思います。


バブル期のいいときを御存じの業者さんの方は、

「やってらんない・・・」ときっと思われておられることでしょうね。


宝石販売の最前線の方々は、

心労が増えていらっしゃることでしょうね。

特に高額の宝石の販売をされていらっしゃるところは

さらに大変でしょうね。


販売員さんは、多くの消費者にとって、直ぐに必要でもない宝石で、

当面の売り上げの数字の確保をされないとならないのです。

消費者の不当な要求に折れざるを得ないこともあるかもしれませんね。


しかし、このような宝石業界の環境のなかでも、

笑顔を絶やすこともなく、

お客様をお迎えしようとされていらっしゃる販売員さんもいらっしゃるのです。

これは、立派な感情労働です。


誰しも、ままならぬことが続くと、

些細なことでさえも、イライラとしてくるものです。

何かに当たりたくもなるでしょう。

大きな声を張りあげたくもなるときもあるでしょう。


今、宝石店の店頭で販売されていらっしゃる方々は

そうなっていらっしゃるのです。


笑顔が歪みそうにもかかわらず、

歪めることもなく、笑顔でお客様を迎えようと、

ご努力をされ続けておられるのですよ。




消費者の方々は、将来の不安とかや、

現在の生活を守ることで精一杯の方も多いでしょう。


で、「宝石を今買うような馬鹿が・・・」くらいに

思っていらっしゃるかもしれませんね。

そうに違いないかもしれませんね。


消費者の方々は、今、宝石をお求めになるか、ならないかは、

懐具合の問題もありますので、

そこは御無理がないようお考えになられたらいいと思うのですが、

今宝石業界が置かれている環境にも

思いを、多少なりとも、致して頂きたいものです。


宝石をお求めになられないときでも、

笑顔を絶やさぬ販売員さんには、多少なりとも、

思いやりのある言葉くらいは送ってあげたいものです。

せめて、そのくらいのことはしましょうね。


真吾オジサンに言わせれば、

このような感情労働に、何の価値を見いだせない人は、

また何とも思わない人は、

人の価値を知らぬ人のように思います。


浅はかな人のように思います。

大の大人とは言えぬようにさえ思えます。


明るい家庭にしようと思って笑顔を絶やさないにしている主婦の方を、

冷笑しているような輩のようなものです。


真吾オジサンは嫌いだな、こんな人は。



　宝石メモ・ブログ　カテゴリ【宝石関連】（タイトル名も分かります）

２０１１年記事一覧

２０１０年記事一覧

カテゴリ一覧

宝石メモHP

宝石メモ・ブログ　　関連キーワード

あ行	か行	さ行	た行	な行
は行	ま行	や行	ら行	わ行