無料商法について。

さて、今回の記事は、無料商法について書きます。



この無料商法とは、

「無料とうたって結局何かを買わせる商法」のことです。


呉服の世界では多いですよね。

残念なことなのですが、宝石の世界でも多いことなのです。



展示会のお誘いのときに、

「無料プレゼントがありますので、それを取りに来て下さいね」云々・・・

とかいっておりますもんね。


特に、絵にかいたような悪徳業者ではなくても、

平均的な業者さんでも、このように顧客をお誘いしているものです。



ところで、呉服でも、宝石でも、

卸が主催をされる比較的大きな展示会があるのですが、

この展示会の場合でも、このプレゼントの問題があるのです。

卸が、このプレゼントの用意をしているのです。


ただ、小売店からはその代金を取っているのですけどね。



これ、小売店の側からすると困った問題なのです。


地元の小売店が多く参加をされるので、

ウチだけがプレゼントは出しませんよ、ということは言い出しにくいのです。

卸に対しても、消費者に対してもです。


このあたりのことも知っておいて頂きたいことです。



随分前に、過量販売問題の背景について書いたのですが、

この過量販売問題の背景には、卸の存在があるのです。

ここを消費者問題の先生方は、指摘をされてはいらっしゃらない・・・


この無料商法の問題でも、卸の問題も指摘されるべきです。



ついでに、書いておきますと、図々しい消費者の問題も指摘されるべきことのように思います。

消費者問題の資料を拝見しておりますと、

この消費者の図々しさに言及をされておられないのです。


実際の消費者は、こうした無料プレゼントを、露骨にねだるものなのです。　＾＾；

「今度のお土産はなに？」ってなもんです。　＾＾；


中年・高齢者の女性のこうしたおねだりなどは、

毎度のことだと言っていいように思います。

そうされない方の方が珍しいくらいのように思います。　＾＾；



そんなこんなの無料商法の世界なのですが、

呉服の場合でしたら、無料の着物着付け教室の場合でもあるのです。


タウン誌なんかで、よく「無料着物着付け教室」のことを広告していたりしますよね。


ここで、何回か講習を受けて、帯のセミナーと称して、

帯の問屋に連れて行かれるのです。

このセミナーに参加をされないことには、修了証が貰えないことになっているのです。


で、「高いのを買わされた！」となるワケです。　＾＾；


ここで、買わないと、後日、イジワルが待っていると・・・　　＾＾；



これと大同小異の構図が、他の業種・商材でもあります。



お世辞にも、いい販売方法とは思えないのですが、

消費者も、いい大人の場合でしたら、

「無料！」という言葉に飛びつくようなことから、早く卒業しようよ。　＾＾；

いつまでもこんなことに飛びつく姿は、みっともないと思いますよ。　＾＾；



今日の記事は、実は、卸の業者さん向けにも書いたつもりです。

この「無料プレゼント」で、人を集める方法から、もう卒業しようよ。

消費者から、小売店から、それを望む声もあることでしょうが、

ここは英断を持って、やめるべきです。


これを続けていると、「今度のお土産は何？」という図々しい顧客からは

あれこれと言われることにもなるでしょうが、

反面、こうした過剰サービスを嫌っている人からは、

評価をされるはずだと思いますよ。


「ただで、プレゼントを貰って悪いような気になった」という方も多いですからね。


このプレゼントの存在が、敷居を高くさせている面にも気付くべきです。




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　宝石メモ・ブログ　過剰サービスの問題について。


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