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さて、今回の記事は、(株)大徳の破産について書きます。
今年の1月31日に東京地裁から破産手続開始の決定が下された(株)大徳さん。
呉服・和装小物の小売店さんでした。
債務は、13億2251万円。
取締役の準自己破産の申し立てでした。
この(株)大徳さんは、昭和55年から今日に至るまで、
宮内庁へ納入実績があるような会社だったのです。
反物の仕入れから、オリジナルのデザイン、
高品質の「手縫」が可能な自社仕立て、販売、販売後のメンテナンスまで
一貫対応できる日本で唯一の企業だったそうです。
売り上げのピーク時には、24億円くらいだったそうです。
なぜ、このような会社が破産ということになったのでしょうか?
(株)大徳さんは、平成元年に本社をご購入されたのです。
25億円の買い物でした。
8億円を現金で支払い、残りを借入金で調達されたのです。
この借入により、毎年1億円近くの返済が必要となられたのです。
非常に大きい負担になってしまわれたのです。
平成11年ころには、銀行にリスケジュールのお願いをされて、
利息のみ支払うようなことになっておられたようです。
その後、頑張って、元本も含めて返済を続けておられたのですが、
平成22年の3月に、リスケジュールで、利息のみを支払うようなことになられたのです。
この(株)大徳さんも、愛染蔵・たけうちの余波を受けたのです。
この問題で、平成15年ころから、信販の与信が厳しくなったのです。
で、売り上げが、さらに低下してしまわれたようなのです。
さらに、リーマン・ショックがやってまいりました。
平成21年3月期の決算で、売上10億2300万円、経常損失1700万円・・・
その上、泣きっ面にハチで、仙台の支店での1500万円にも及ぶ横領が見つかったのです・・・
平成22年6月には、給料の遅配をするようになられました。
毎年、大きな数字が見込める8月の展示会があったのだそうですが、
平成22年は、前年度比で、約65%程度の売り上げにしかならなかったそうなのです。
そのころには、幹部社員のサボタージュさえもあったのだそうです。
もう目も当てられませんね・・・
給料の遅配まで起こすようになっていたので、
会社に対する忠誠心を維持できなかったのかもしれませんね・・・
宮内庁に納入実績があることは、
この(株)大徳さんの社員の誇りであったことだと思います。
きっとそうだと思います。
そうした仕事ができていたことは、
その従業員のモチベーションの維持にどれほどの効果があったかは、
計り知れないものがあるように思います。
しかし、その(株)大徳さんでさえも、今回のようなことになられたのです。
呉服離れは相当に酷いことになっているように思います。
また、呉服業界への風評被害も相当に酷いことになっているように思います。
日本人は、もともと呉服が似合うような体型になっているのですから、
もっと呉服に親しんで頂けないものでしょうかね・・・
男性にしろ、女性にしろ、和装姿の方は、素敵だなと真吾オジサンなどは思うのですが・・・
入口のところで、ハードルがあるのかなぁ・・・
呉服屋へ行くことは、多重債務者への転落への道くらいにあちこちで書かれましたし、
今後もそう書く人は、当面は後を絶たないでしょうからね・・・
真吾オジサンなどは、
平成版の「あかんたれ」のようなテレビ番組が登場することに期待しております。 ^^;
でも、このブログをご覧の貴方、
たまには、呉服屋さんにも足を伸ばしてみましょうね。
日本人に生まれてきて良かった…と思えることだってあるはずですよ。
押し売りの呉服屋さんに行くことは、決して真吾オジサンは勧めはしませんが、
最初は、中古品でもいいですから、そうしたものに親しまれるといいですよ。 ^^
和装小物なんかは、見てるだけでも楽しいですし、
本当に時間を忘れることさえもありますからね。 ^^
業者さんも、当面の数字も大切でしょうが、
多くの消費者の方々に、末永く愛され続けるよう、さらに頑張って頂きたいものです。
業者さんは、当面の数字の確保なために御苦労が増えていらっしゃることでしょうが、
和装の世界は、本来は楽しいもののはずですよ。 ^^
こうした楽しさを伝える使命が、業者さんにはあるのです。
ユーザーの視点に立って、どうしたらより楽しい売り場となるか、
自然と足の向く売り場となるか、より工夫をしましょうね。 ^^
真吾オジサンに言わせれば、ほとんど、ずぶの素人に近く、
しかし呉服を愛してやまない若い方に、展示会の企画をさせてみたり、
売り場に対するアイデアを出させ、その意見を多く反映させてみるのもいいと思いますよ。
このくらい大胆なことをしないと、呉服離れがますます進んでしまうように思います。
今までは、会社のことを思って、このようなアイデアを言うような女性を、
「お尻が青い」かのような扱いをしてきたのではないでしょうか?
でも、今こそ、このような呉服を愛してやまない素人の若い女性の意見に
謙虚に耳を傾ける時期なのではないでしょうか?
昔の通りのことを繰り返しても、多分、ジリ貧ですよ。
本当は、大概のベテラン社員さんでも、そう思っておられるはずですよね。 ^^
呉服屋さんは、高齢者の女性に、これ以上箪笥の肥やしを増やそうとするのではなく、
若い方々向けに、どうしたら相手にして頂けるかを考えないとならないと思います。
いろいろと複雑な感情にもなることでしょうが、
謙虚に、若い方々からのご意見を拝聴すべきです。
この姿勢こそが、何時の日かきっと実を結ぶことになると真吾オジサンは思っております。
宝石メモ・ブログ カテゴリ【倒産関連】(タイトル名も分かります)
宝石メモ・ブログ 2011年1月~ 過去記事一覧表
(株)大徳の破産について。 その2
宝石メモ・ブログ 関連キーワード
さて、今回の記事は、(株)大徳の破産について書きます。
今年の1月31日に東京地裁から破産手続開始の決定が下された(株)大徳さん。
呉服・和装小物の小売店さんでした。
債務は、13億2251万円。
取締役の準自己破産の申し立てでした。
この(株)大徳さんは、昭和55年から今日に至るまで、
宮内庁へ納入実績があるような会社だったのです。
反物の仕入れから、オリジナルのデザイン、
高品質の「手縫」が可能な自社仕立て、販売、販売後のメンテナンスまで
一貫対応できる日本で唯一の企業だったそうです。
売り上げのピーク時には、24億円くらいだったそうです。
なぜ、このような会社が破産ということになったのでしょうか?
(株)大徳さんは、平成元年に本社をご購入されたのです。
25億円の買い物でした。
8億円を現金で支払い、残りを借入金で調達されたのです。
この借入により、毎年1億円近くの返済が必要となられたのです。
非常に大きい負担になってしまわれたのです。
平成11年ころには、銀行にリスケジュールのお願いをされて、
利息のみ支払うようなことになっておられたようです。
その後、頑張って、元本も含めて返済を続けておられたのですが、
平成22年の3月に、リスケジュールで、利息のみを支払うようなことになられたのです。
この(株)大徳さんも、愛染蔵・たけうちの余波を受けたのです。
この問題で、平成15年ころから、信販の与信が厳しくなったのです。
で、売り上げが、さらに低下してしまわれたようなのです。
さらに、リーマン・ショックがやってまいりました。
平成21年3月期の決算で、売上10億2300万円、経常損失1700万円・・・
その上、泣きっ面にハチで、仙台の支店での1500万円にも及ぶ横領が見つかったのです・・・
平成22年6月には、給料の遅配をするようになられました。
毎年、大きな数字が見込める8月の展示会があったのだそうですが、
平成22年は、前年度比で、約65%程度の売り上げにしかならなかったそうなのです。
そのころには、幹部社員のサボタージュさえもあったのだそうです。
もう目も当てられませんね・・・
給料の遅配まで起こすようになっていたので、
会社に対する忠誠心を維持できなかったのかもしれませんね・・・
宮内庁に納入実績があることは、
この(株)大徳さんの社員の誇りであったことだと思います。
きっとそうだと思います。
そうした仕事ができていたことは、
その従業員のモチベーションの維持にどれほどの効果があったかは、
計り知れないものがあるように思います。
しかし、その(株)大徳さんでさえも、今回のようなことになられたのです。
呉服離れは相当に酷いことになっているように思います。
また、呉服業界への風評被害も相当に酷いことになっているように思います。
日本人は、もともと呉服が似合うような体型になっているのですから、
もっと呉服に親しんで頂けないものでしょうかね・・・
男性にしろ、女性にしろ、和装姿の方は、素敵だなと真吾オジサンなどは思うのですが・・・
入口のところで、ハードルがあるのかなぁ・・・
呉服屋へ行くことは、多重債務者への転落への道くらいにあちこちで書かれましたし、
今後もそう書く人は、当面は後を絶たないでしょうからね・・・
真吾オジサンなどは、
平成版の「あかんたれ」のようなテレビ番組が登場することに期待しております。 ^^;
でも、このブログをご覧の貴方、
たまには、呉服屋さんにも足を伸ばしてみましょうね。
日本人に生まれてきて良かった…と思えることだってあるはずですよ。
押し売りの呉服屋さんに行くことは、決して真吾オジサンは勧めはしませんが、
最初は、中古品でもいいですから、そうしたものに親しまれるといいですよ。 ^^
和装小物なんかは、見てるだけでも楽しいですし、
本当に時間を忘れることさえもありますからね。 ^^
業者さんも、当面の数字も大切でしょうが、
多くの消費者の方々に、末永く愛され続けるよう、さらに頑張って頂きたいものです。
業者さんは、当面の数字の確保なために御苦労が増えていらっしゃることでしょうが、
和装の世界は、本来は楽しいもののはずですよ。 ^^
こうした楽しさを伝える使命が、業者さんにはあるのです。
ユーザーの視点に立って、どうしたらより楽しい売り場となるか、
自然と足の向く売り場となるか、より工夫をしましょうね。 ^^
真吾オジサンに言わせれば、ほとんど、ずぶの素人に近く、
しかし呉服を愛してやまない若い方に、展示会の企画をさせてみたり、
売り場に対するアイデアを出させ、その意見を多く反映させてみるのもいいと思いますよ。
このくらい大胆なことをしないと、呉服離れがますます進んでしまうように思います。
今までは、会社のことを思って、このようなアイデアを言うような女性を、
「お尻が青い」かのような扱いをしてきたのではないでしょうか?
でも、今こそ、このような呉服を愛してやまない素人の若い女性の意見に
謙虚に耳を傾ける時期なのではないでしょうか?
昔の通りのことを繰り返しても、多分、ジリ貧ですよ。
本当は、大概のベテラン社員さんでも、そう思っておられるはずですよね。 ^^
呉服屋さんは、高齢者の女性に、これ以上箪笥の肥やしを増やそうとするのではなく、
若い方々向けに、どうしたら相手にして頂けるかを考えないとならないと思います。
いろいろと複雑な感情にもなることでしょうが、
謙虚に、若い方々からのご意見を拝聴すべきです。
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(株)大徳の破産について。 その2
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