（株）フォー・アンド・コレーの倒産についての雑感

リンク・フリーです。


さて、今回の記事は、（株）フォー・アンド・コレーの倒産についての雑感です。


信用調査会社から届いた資料に

今回の民事再生法適用申請の原因となったことが書かれてありました。


負債は９億５１０８万円。

債権者は１９４名。


女性向けアパレルのJoias（ジョイアス）の会社です。


東京・横浜・名古屋・京都・大阪・広島・福岡などにご出店をされておられました。

アウトレットにも２店舗、ご出店をされておられました。


従業員は、役員の方も含めて、１００名足らず。



随分と前に、確かNHKの番組で「東京ガールズコレクション」のことを

取り上げた番組を見た記憶があります。


真吾オジサンのような草臥れたオジサンでは、

正直なところ、理解に苦しむようなことも多かったのですが、

その番組では、２０歳前後のお嬢さん方が、

モデルの「蛯原友里さん」や「押切もえさん」が、

「東京ガールズコレクション」のステージ上に現れると、

それは盛り上がっていたように記憶いたしております。


確か、その番組では、その「東京ガールズコレクション」でモデルさんが

お召しになられていたものを、

携帯電話で、直ぐに御注文もできるのですよ、

とかも伝えていたように記憶いたしております。


こういった販売手法を、－先進的な販売手法を－

この（株）フォー・アンド・コレーさんは御採用をされておられたようです。



この「エビちゃん」「もえちゃん」人気は、それは凄かったようですので、

そのお陰もあって、グングンと売上高が伸びて行かれたようなのです。



平成２１年１月期では、売上高が約３５億円で、

営業利益で１億６０００万円の立派な企業でした。



しかし・・・


平成２０年に、代表取締役に就任された方の方向転換があったようなのです。


このJoias（ジョイアス）さんは、デパートを中心にご出店をされておられたのですが、

どうも、このデパートがどこも草臥れていたワケです。


で、有名なファッションビルに

ご出店をされておられるブランドのデザインのマネをされはじめたようなのです。


出店店舗ビルも変更。

ブランドのテイストも、デザインの傾向も変更。


どうも、これが上手くいかなかったようです。

顧客離れが起こった・・・



もともとは「エレガンス」に「カジュアル感」を併せ持っていたようなブランドイメージが、

「露出過剰型」へ大幅に変更をされたようなのです。


これが、残念ながら、失敗に終わったようなのです。




う～ん・・・


Joias（ジョイアス）のブランドはブランドとして、その深化を図って、

それとは別のブランドを立ち上げ、育てるという方法もあったのではないかなぁ・・・

と思ったりもします。


人・モノ・金も限られた経営資源ですので、

難しい面もあったのかもしれませんが・・・


Joias（ジョイアス）のブランドのネームバリューに乗って、いっぺんに・・・

と思われたのでしょうか？


このあたりは、信用調査会社の発表をされた資料からは分からないのですが、

もしかしたら、こういう面もあったかな・・・

と勘ぐったりしております。



最近の若い女性の方は、無頓着な方も多いようにも思うのですが、

一方で、非常に洗練されたおしゃれをされた方も多いように思います。


こうした女性のキレイに、このJoias（ジョイアス）さんもご貢献をされておられたのです。


民事再生法適用申請という残念なことになったのですが、

今後の女性のキレイのためにも、

ぜひ、早期に再建ができるよう期待したいものですね。



　（株）フォー・アンド・コレーの倒産（民事再生法適用申請）について。


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