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さて、今回の記事は、U.F.Oの社長が詐欺容疑で
再逮捕されたことについて書きます。
先日、ニュースでておりましたよね。
こう出ておりましたね。
所詮は、容疑にまだ過ぎないのですが、あり得ることのように思います。
でも、この事件で報道されていることを額面通りに受け取ると、
金融機関の審査能力が低下しているのではないのか?
とも受け取れるようにも思っております。
須田慎一郎さんが「ブラックマネー」という本を上梓されておられるのですが、
この本のなかにこう書かれてあるところがあります。
あるメガバンクの役員はこの件を含めて、
最近の融資審査の甘さについて次のように語る。
「そもそも、バブル以前には融資案件の審査はもっとずっと慎重でした。
たとえば、その会社が使っている倉庫を見に行って、
本当に商品があるのかどうかをチェックするなどというのは基本中の基本です。
今回もその程度のことはやっていたようですが、
以前であれば、さらに、その会社の年商が数十億円というのなら、
本当にその通りに品物が毎日出荷されているのかトラックの出入りを
何日かかけてチェックしたり、得意先に出向いて話を聞いたり、
とにかく、融資を求めてきた企業が提出してくる書類を
そのまま信用するなんてことはありませんでした。
自分でウラを取りに歩き回ったものです。
私などが融資の審査を担当していた頃には、
融資先の町工場に毎日出かけて行っては、
経営者と世間話をするふりをしながら、どんな部品を作っているのか、
一時間に何個くらい部品が出来るか数えたりして、
追加融資の可否を判断していたものです。
また、レジャー関連企業から融資を求められた際には、
早朝にその企業が所有するゴルフ場に忍び込んで、
林の中からその日一日プレーに来る客の数をチェックしたこともありました。
本当に客が返してくれるのかどうか、最後まで疑い続ける。
いわば、性悪説に立って審査にあたるのが、銀行融資というものの基本でした。 (略)」
こう書いてあったのですが、
金融機関はこの姿に戻る方が本当ではないですか?
この事件からも、そう思ったりもするんですけれどね。
報道されていることを、額面通りに受け取れば、
これはここの社長が悪いに決まっているとは思うのですが、
ただ、それはそれとして、最近の金融機関の審査の安直さの方も
それはそれで問題視されてもいいように思いますよ。
宝石メモ・ブログ カテゴリ【倒産関連】(タイトル名も分かります)
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さて、今回の記事は、U.F.Oの社長が詐欺容疑で
再逮捕されたことについて書きます。
先日、ニュースでておりましたよね。
「U.F.O.」女性社長を詐欺容疑で再逮捕へ 被害数億円か
産経新聞 10月18日(火)12時22分配信
服飾卸売会社「U.F.O.」(東京都中央区)が民事再生手続き中に監査委員に在庫額を過大申告したとされる事件に絡み、同社社長の谷絹子容疑者(61)=民事再生法違反容疑で逮捕=が、海外法人からの輸入をめぐり、虚偽申告をもとに銀行に代金を立て替えさせ、数億円をだまし取った疑いが強まったとして、大阪地検特捜部が、詐欺容疑で週内にも谷容疑者を再逮捕する方針を固めたことが18日、分かった。関係者によると、谷容疑者は「正当な取引だった。問題はない」と詐欺行為を否定しているという。
関係者によると、谷容疑者側は中国・上海の現地法人からの衣料品の輸入をめぐり、支払い能力がないにもかかわらず、船荷量などについて虚偽の内容を銀行に申告し、代金を立て替え払いしてもらうための「荷為替信用状」の発行を依頼。銀行側から最大数億円を引き出し、だまし取った疑いがあるという。
同社は、本来銀行側が現地法人に支払うはずの代金を直接同社の日本国内の口座に振り込ませ、その資金を別の金融機関の債務返済に充てるなどして、経営実態が順調であるかのように見せかけていたとされる。
こうした資金繰りは長年続けられていたとみられ、同社元社員は産経新聞の取材に対し「会社は自転車操業を続けており、実態と合わない金銭のやりとりが行われていた」と話している。
谷容疑者は、民事再生手続き中の昨年4月、大阪地裁が選んだ監査委員(現・管財人)に対して、製品の在庫額が実際には2700万円に達していないのに、日本円で約290億円の在庫額があるかのように虚偽のデータを提出したとして、民事再生法違反(虚偽報告)容疑で逮捕された。
関係者によると、谷容疑者側は中国・上海の現地法人からの衣料品の輸入をめぐり、支払い能力がないにもかかわらず、船荷量などについて虚偽の内容を銀行に申告し、代金を立て替え払いしてもらうための「荷為替信用状」の発行を依頼。銀行側から最大数億円を引き出し、だまし取った疑いがあるという。
同社は、本来銀行側が現地法人に支払うはずの代金を直接同社の日本国内の口座に振り込ませ、その資金を別の金融機関の債務返済に充てるなどして、経営実態が順調であるかのように見せかけていたとされる。
こうした資金繰りは長年続けられていたとみられ、同社元社員は産経新聞の取材に対し「会社は自転車操業を続けており、実態と合わない金銭のやりとりが行われていた」と話している。
谷容疑者は、民事再生手続き中の昨年4月、大阪地裁が選んだ監査委員(現・管財人)に対して、製品の在庫額が実際には2700万円に達していないのに、日本円で約290億円の在庫額があるかのように虚偽のデータを提出したとして、民事再生法違反(虚偽報告)容疑で逮捕された。
こう出ておりましたね。
所詮は、容疑にまだ過ぎないのですが、あり得ることのように思います。
でも、この事件で報道されていることを額面通りに受け取ると、
金融機関の審査能力が低下しているのではないのか?
とも受け取れるようにも思っております。
須田慎一郎さんが「ブラックマネー」という本を上梓されておられるのですが、
この本のなかにこう書かれてあるところがあります。
あるメガバンクの役員はこの件を含めて、
最近の融資審査の甘さについて次のように語る。
「そもそも、バブル以前には融資案件の審査はもっとずっと慎重でした。
たとえば、その会社が使っている倉庫を見に行って、
本当に商品があるのかどうかをチェックするなどというのは基本中の基本です。
今回もその程度のことはやっていたようですが、
以前であれば、さらに、その会社の年商が数十億円というのなら、
本当にその通りに品物が毎日出荷されているのかトラックの出入りを
何日かかけてチェックしたり、得意先に出向いて話を聞いたり、
とにかく、融資を求めてきた企業が提出してくる書類を
そのまま信用するなんてことはありませんでした。
自分でウラを取りに歩き回ったものです。
私などが融資の審査を担当していた頃には、
融資先の町工場に毎日出かけて行っては、
経営者と世間話をするふりをしながら、どんな部品を作っているのか、
一時間に何個くらい部品が出来るか数えたりして、
追加融資の可否を判断していたものです。
また、レジャー関連企業から融資を求められた際には、
早朝にその企業が所有するゴルフ場に忍び込んで、
林の中からその日一日プレーに来る客の数をチェックしたこともありました。
本当に客が返してくれるのかどうか、最後まで疑い続ける。
いわば、性悪説に立って審査にあたるのが、銀行融資というものの基本でした。 (略)」
こう書いてあったのですが、
金融機関はこの姿に戻る方が本当ではないですか?
この事件からも、そう思ったりもするんですけれどね。
報道されていることを、額面通りに受け取れば、
これはここの社長が悪いに決まっているとは思うのですが、
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