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さて、今回の記事は、「黄金は太陽」について書きます。


先日の記事でご紹介させて頂いた「黄金の世界史」(講談社学術文庫)

に、「黄金は太陽」というのが書かれてあります。


※ この「黄金の世界史」は、業者さんは買っておきましょうね。 ^^


面白いことが書かれてありましたので、引用させて頂きますね。 ^^




黄金は太陽


黄金は柔らかく、しかも強い。

柔らかいから自由に加工することができるが、

いくら薄く叩き、曲げても、いっこうに損なわれず、

さまざまな種類の下降に耐えるので、

優雅で高貴な装飾品の材料として用いられることが多かった。

またその色は、輝かしいと同時に沈むような深みも兼ね備え、

神秘的な魅力を感じさせる。

錆びることのない黄金は、永遠の生命をもつ神の象徴と考えられた。

また、光り輝く黄金色は、

万物に生命を与える太陽の色と同じであり、

それゆえに多くの古代文明において、

黄金は太陽と同一視されたのである。


たとえば、エジプト神話において、

黄金は神の肉であった。

ファラオは神であり、

「黄金のホルス」という称号を持っていて、

死ぬと黄金の身体の神になると信じられていた。

古代エジプトの神ホルスは、

オシリスとイシスの子で、タカをもって表され、

エジプト宗教における最高神とみなされていたのである。


エジプトの太陽神はレーまたはラーと呼ばれたが、

「群星の中の黄金」と称され、

石碑には、

「まずはじめにレーは言った。我が肌は純金である」と刻まれている。

またテーベのアメン神の吐く息には、

「プントの香が混じり、その肌は金で覆われる」

と讃歌に歌われた。


ギリシア神話の太陽神へーリオスは、

四頭の馬に引かせた黄金製の二輪車に乗り、天空を駆け巡ったが、

一日の旅を終え日没になると、

西方の果てのオーケアノス(大洋)にはいり、

そこで沐浴を楽しんでから巨大な黄金の杯に乗り、

大洋の流れに沿って世界を回り、

東に帰り着くと、

ふたたび馬を御して天に昇るものと信じられていた。

へーリオスの宮殿は東方の曙が差しはじめる方向にあって、

金や青銅で飾られて燦然と輝いていたという。


ギリシア神話にはまた、有名なミダース王の話がある。

酒の神ディオニューソスの師シーレーノスが

森で迷っているのを助けたミダース王は、

なんでも願いを叶えてやると言われ、

自分の手に触れるものがすべて金になることを望んだ。

願いは叶えられ、彼は大金持ちになったが、

食べ物までも金になってしまうので困り果て、

またもとのようにしてもらいたいと神に願った。

するとパクトールスの川で沐浴をすればもとどおりになると言われ、

そのとおりにして以前の身体に戻ったが、

それ以後、その川には砂金が豊富に出るようになったという。

この神話も、古代ギリシア人の黄金に対する執着をよく伝えている。





こう書いてあります。 ^^


確かに、金は太陽の色ですよね。 ^^

昔の方がそこに神秘性を感じられたのも無理もないように思いますね。


太陽をご覧になられたときには想い出しましょうね。

また金をご覧になられたときも思い出しましょうね。 ^^



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