ある企業に対する悪い噂について。

リンク・フリーです。　
 


さて、今回の記事は、ある企業に対する悪い噂について書きます。


仕入れをされたご経験のある方でしたら、

きっとその仕入先のライバル会社の悪い噂を

その仕入先の営業マンから聞いたご経験はあることでしょうね。


しょっちゅうですよね、こんなこと・・・　＾＾；


曰く「あそこの会社は、～に訴えられたらしい」

「役員が逮捕されたらしい」

「～はニセモノらしいよ」

「あれはバッタもんでしょう」

「社長が、２号に入れ込んでいて、会社のことを顧みないようになっているらしい」

などなど・・・　＾＾；



あまりにもこの手の話が多いので

いちいち気にはしてはおれないと思うのですが、

これらのことでも、一応は注意しておくことも必要だと思いますよ。



以前の記事でも紹介させて頂きましたが、

日本経済新聞社さんが「自分でできる信用調査と与信管理」

という本を上梓されておられます。


この本にこのように書かれてありました。

---

２　悪い噂が出てから倒産するまでの期間



企業経営上の悪い噂は、一見、些細なことのような噂でも、

耳を傾けて聴取することが必要である。


その理由は、噂に噂が重なって、やがて本物化し、

その不安情報が流布して、納入がストップされるケースが生ずるからである。

事実、ある繊維問屋街にその例があった。

同業者がライバル意識から事実無根のデマ情報を流したのだったが、

気の毒なことに、その相手は倒産したのである。

その発信者は悪質といわねばならないが、

これが現実なのである。


したがって、経営上の悪い噂は、

たいへん怖い側面のあることを理解しておかねばならない。


そこで問題なのは、悪い噂が出てから倒産に至るまでの期間である。

かつての統計上では、噂が出てから倒産するまで、

早くて１１カ月、遅くて３年２カ月という記事を見たが、

筆者の経験と感触では、噂の中身にもよるが、

早くて３週間あたりから遅くて６カ月後あたりが最も多いように思える。


したがって噂を軽視しないで、取引先の悪い噂が出たら

その噂の出所や背景を確認し、迅速に裏付けの再調査を行い、

必要あればその取引先に出向いて、直接・間接に見聞きし、

噂の真偽と取引先に対する影響度を調べて結論を出し、

関係部署及び関係者に伝える。

そこで、その噂が取るに足らない程度のものなら問題ないが、

それが事実ならば、速やかに、改めて担保を取るか、

場合によっては、納入商品の引き揚げ処置をとらなければならない。

一刻を争う問題だからである。

---

こう書いてありました。


この場合は、信用情報での悪い噂ということでしょうね。


確かに、書いてある通りだと思います。

不良債権が発生すると、後ろ向きのことに

本当に振り回されるようなことになるものですからね。



信用情報でも、そうでない噂の場合でも、

何よりも、冷静に対処することですよね。


これはとても大切なことですよ。



悪い噂を他人から聞くたびに、その度に関係がギクシャクするようでは

仕事になりませんもんね。



ちなみに、真吾オジサンはこの手の悪い噂を発信した人・企業に対しては、

付き合いは続けても、その発信した営業マンのことばで

ものごとを判断することは、もうほとんどないですね。


「あれは私の勘違い・間違いでした」と

こちらが言うまでもなく、そう言えて、

それなりのお尻のぬぐい方もできるような営業マンなら

それ以前よりも、この営業マン・そこの企業を信頼はしますけれどね。



というのも、そういったことがあって、こちらがそれで

その営業マン・企業を冷遇し始めると、

逆ギレする営業マン・企業が多いのでね。

実感としては、こんなところばかりですけれどね。　＾＾；


で、お尻が拭えるだけでも、そこそこ立派なもんだ！

という気持ちに真吾オジサンがなっているからなのです。　＾＾；




まあ、企業はこういう悪い噂に対しても、

善処できるようなノウハウは持っておきたいですよね。


このような噂が上がる度に、振り回されたり、

金切り声を上げていたら、心も体もしんどいですからね。


冷静に・粛々と対応できるノウハウさえあれば、

きっと違うはずですからね。　＾＾




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