成功体験と現実直視について。

リンク・フリーです。


さて、今回の記事は、成功体験と現実直視について書きます。



昨日の記事で紹介させて頂きました近代セールス社の

「リレーションシップバンキングを成功させる　経営者の能力評価」

には、この「成功体験と現実直視」について書いてあるところもあります。


引用させて頂きますと、

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（４）　成功体験と現実直視


経営者は、二世経営者と天下り経営者の多くを除いて、

社内において注目された成功体験をもっております。

経営者における自身の源泉でもありますが、

時間の経過により新しい変化への対応を拒む原因ともなります。

この原因を取り去るには、新しい現実をゼロベース（白紙にして）で

理解し受け入れることです。

これを現実直視と言います。


成功体験を時代の変化に即して捨て去り、

現実直視を行うことは、経営上の判断を的確にします。


評価は三段階に分かれ、

Aを最も高い評価で三点とし、

Eを最も低い評価で一点とします。

（略）



◎　「A」評価は、成功体験にとらわれず、激変する現実に対して

ゼロベースで分析・理解し、合理的な判断を行っている経営者です。

思考の柔軟性がある経営者であり、

構造改革を強力に推進していける人に多くみられます。


融資担当者または支店長が、会社の主要役員三名に

インタビューすれば、話のなかから判定できます。



◎　「C」評価は、現実の新しい動きを頭で理解できますが、

成功体験の影響が残り、新しい切り口を見いだせない経営者です。


普通の経営者レベルであり、構造改革は難しいと言えます。

融資担当者が社長に

「会社の抜本的対策を三つ以上あげてください」と質問し、

即答できないまたは一つくらいしか言えないと、

この判定となります。



◎　「E」評価は、成功体験にとらわれて新しい現実を理解できず、

今後の方向を見失っている経営者です。


不合格な経営者のレベルであり、

経営責任を問われる経営者に多くみられます。


融資担当者のインタビューで

過去の話しかしない経営者は、この判定に該当します。

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いいことが書いてありますよね。　＾＾


このような頭の柔軟さは、必要だと思います。



この本、呉服業界の業者さんに、ぜひ、ご覧いただきたいものですよね。　＾＾；

宝石の業者さんにしても同じことが言えますよね。


いつまでもいつまでも、バブル期のノスタルジーを持っているようではね・・・



今でも、宝石屋のオヤジさんで、こういうオヤジさんがいるですよ。　＾＾：


「昔はのぉ～、１００万円くらいの宝石が

ポンポンと売れた時期もあったよのぉ～。

あのころのように、またならないものかのぉ～。」　＾＾；


これジョークではなく、本当にいらっしゃるのですよ、

それも、結構ね。　＾＾；



その証拠に、いまだに、昔と大同小異の展示会をしているでしょう？

展示会の可能性までは、否定はしないのですが、

進化させないとね・・・



遠慮なく書かせて頂きますと、昔ながらの展示会に依存度の高い会社は、

過去にあった事件を知らない振りをして、そのことに疎い消費者の方を

一生懸命に探しているようにも見えるんですけどね。　　＾＾；


これではね・・・　　＾＾；



もっともっと、展示会について、「現実直視」する必要があると思いますよ。


「現実直視」することもなく、

今度の展示会では、もっといいお土産をつけよう！というような発想ではね・・・



バブル期の成功体験を捨て去りたいものですね・・・

当面は兎も角、数年後にはこの方が生き残っている可能性が

まずは高そうですもんね。　＾＾


せめて、愛染蔵の倒産のときに

業者さんの多くがこれを捨て去ることができれば、

今でも随分と変わったことになれたとも思うんですけどね。　＾＾；


特に大ベテランの方はぜひノスタルジーから、

離れましょうね。

柔らか頭でまいりましょうね。　＾＾




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